メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「黒カビとピンク汚れはなぜ消えない」トイレが汚れ続ける本当の理由

有馬侑之介 アクセス  

引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Getty Images*この画像は記事の内容と一切関係ありません

トイレは、どれほど入念に掃除をしてもすぐに汚れてしまう場所だ。少しでも油断をすれば、壁や角に黒カビが生え、細菌が「ピンク汚れ(ロドトルラ)」を形成する。ステンレス製のシャワーホースにもカビが発生し、清潔を保つのは容易ではない。トイレの清潔を維持するには、どのような対策が必要なのだろうか。

■汚染の元凶:トイレの水を流す際に飛散する飛沫

まず、トイレにカビや細菌が繁殖する原因を整理しよう。カビや細菌も生物であり、栄養・水分・温度の三つの条件が揃うと急激に増殖する。便器の蓋を閉じずに水を流すと、排泄物の一部が微細な飛沫となって空中に舞い上がる。この飛沫はトイレの壁や床に付着するが、そこには我々が消化できないセルロース(食物繊維)のほか、タンパク質や脂肪分が含まれている。これらはカビや細菌にとって絶好の栄養源となる。

ユニットバス形式の場合、浴室とトイレが同一空間にある。シャワーを浴びる際、皮膚に常在する細菌も供給される。皮膚の細菌の多くは石鹸と共に排水口へ流れるが、一部は水滴に閉じ込められて空間に残る。体毛や角質、さらには有機酸といった汚染物質も同様だ。なかでも皮膚常在菌の一種であるモラクセラ菌が有機酸を分解して生成する「4-メチル-3-ヘキセン酸」は、強烈な悪臭を放つ原因となる。

さらに、石鹸そのものも細菌の増殖を助ける要因となり得る。水道水に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンといった金属成分が、石鹸の成分と反応して「石鹸カス」を形成するためだ。水栓やシンクに見られる白い粉状の汚れは、水中のカルシウム成分などが作り出す石灰分である。これら石鹸カスや石灰汚れは表面が凹凸になっており、細菌が付着して生存しやすい環境を提供してしまう。

■石鹸カスと石灰汚れは「酸」で除去

トイレの汚れのメカニズムが判明したところで、効果的な清掃方法を実践しよう。石鹸カスや石灰汚れはアルカリ性の性質を持つ。したがって、酸性物質である酢やクエン酸を水に溶かして塗布することで、迅速に除去が可能だ。

トイレの壁や床、便器などを酢やクエン酸で拭き洗いした後、炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)やセスキ炭酸ソーダを水に溶かして再度拭き取るのが理想的だ。これにより、残っていた油分が完全に分解され、モラクセラ菌が作り出す悪臭も取り除くことができる。油分が炭酸塩と反応して生成される成分こそが石鹸であり、この自ら生成された洗浄成分が、体から出たワックスやタンパク質汚れも効果的に除去してくれる。

クエン酸と炭酸塩を交互に使用して清掃すれば、臭いの元凶である排水口の管理も同時に行える。これらが汚染物質を効率よく洗い流してくれるからだ。刺激臭が強く頭痛の原因にもなり得る「塩素系漂白剤」を、必ずしも多用する必要はない。排水口に過炭酸ナトリウムや炭酸塩を少量注いでおくことで、臭いの発生をより確実に抑制できる。また、洗濯に使用する酵素入り洗剤を数滴落とすことも効果的だ。

■予防策としての「過炭酸ナトリウム」と「乾燥」

清掃後のトイレに再び黒カビやピンク汚れが発生しないようにするには、過炭酸ナトリウムを少量振りかけておくとよい。過炭酸ナトリウムから発生する過酸化水素が、カビや細菌の生存を困難にするためだ。また、カビや細菌は乾燥した環境に弱いため、掃除後はドアや窓を開けて換気を徹底し、湿気をこもらせないことが極めて重要だ。

「酢やクエン酸での拭き洗い」→「セスキ炭酸ソーダ水での拭き取り」→「過炭酸ナトリウムの散布と乾燥」→「排水口への洗剤投入」。この順序と方法で清掃を習慣化すれば、黒ずみや赤らんだ汚れに悩まされることはなくなるだろう。この手法は、トイレの鏡や便器内部の清掃にも同様に応用できる。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[気になる] ランキング

  • 店先で盲導犬がおしっこ、叱られると思った次の瞬間…店主が見せた“大人の対応”に称賛の声
  • 「僕がそばにいるよ」出産目前の妊婦に異変…そばを離れなかった愛犬の“忠犬すぎる行動”
  • 8月に試合予定だった「警察官ボクサー」に何が…元王者が“交番で迎えた”突然の最期
  • 福島で黒熊が暴走、製鉄所などで4人負傷
  • 「滞納した方が悪い」は通用しなかった…70代大家が傘で借主を殴った“家賃滞納トラブル”
  • 「絶対入るな」を無視して富士山へ…死者19人、毎年1万人の無断登山に「税金で救うのか」批判

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • FRBが警戒、中東情勢で物価圧力強まる
  • 「僕がそばにいるよ」出産目前の妊婦に異変…そばを離れなかった愛犬の“忠犬すぎる行動”
  • 天安門事件巡り再び応酬、米中が人権問題で対立激化
  • 8月に試合予定だった「警察官ボクサー」に何が…元王者が“交番で迎えた”突然の最期

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • FRBが警戒、中東情勢で物価圧力強まる
  • 「僕がそばにいるよ」出産目前の妊婦に異変…そばを離れなかった愛犬の“忠犬すぎる行動”
  • 天安門事件巡り再び応酬、米中が人権問題で対立激化
  • 8月に試合予定だった「警察官ボクサー」に何が…元王者が“交番で迎えた”突然の最期

おすすめニュース

  • 1
    8年交際し結婚するも1年2か月で離婚した芸能人夫婦、20年後に見つけた別々の幸せに互いに祝福

    エンタメ 

  • 2
    トランプ氏がイラン報復に理解示唆、終戦交渉へ強い執着

    ニュース 

  • 3
    寮に無断侵入した女性ファンが寝ている間にキス? アイドル時代の過激行動に“トラウマ”

    エンタメ 

  • 4
    大物タレントに「芸人ですか?」発言…日本人メンバーの正直すぎる一言に苦笑い

    エンタメ 

  • 5
    173cm・55kgの女優がラーメン4袋を完食…“吐き出し”疑惑にノーカットで大食いに挑む

    エンタメ 

話題

  • 1
    12年間で兄に1000万以上の金銭支援をするも、勝手に200万分の株を売られ“絶縁”悩み中の弟

    エンタメ 

  • 2
    総裁も審議委員も「利上げ必要」…6月日銀、1%へのカウントダウン

    ニュース 

  • 3
    「会社員時代には見られない金額」フリーに転向して半年足らずで“局アナ時代の年収”超え?

    エンタメ 

  • 4
    「居心地悪すぎた」遅咲きの歌手、30年の芸能人生最大の後悔は“5歳のサバ読み”?

    エンタメ 

  • 5
    学歴詐称疑惑で干されるも濡れ衣だった…空白期間と生活苦を支えたのは“妻の毅然とした態度”

    エンタメ