
タイで軍務中に死亡した22歳の兵士の遺骨からステンレス製スプーンが発見され、虐待の疑いが浮上し、波紋が広がっている。
地元メディアのザ・タイガーなどが報じたところによると、最近死亡した陸軍所属のペチャラット一等兵を火葬した際、灰の中からスプーンが発見されたという。遺族はこれを根拠に、死亡経緯に対する疑念を募らせている。

ペチャラット一等兵は昨年11月、軍紀訓練の最中に死亡した。当時、軍当局は外部からの虐待の痕跡はなく、自然死として遺族に通知していた。しかし、遺体の火葬を行った葬儀業者は「火葬前に口の中に硬い物体があるように感じられ、火葬後にスプーンを直接回収した」と証言している。
この事件は、政治家のニチャナン・ワンカハット氏による告発を機に表面化した。ニチャナン氏は、ペチャラット一等兵が上級兵士3人から集団暴行を受けたという証言を確保したと主張。上級兵士らが歩哨勤務に関連して金品を要求したが、ペチャラット一等兵がこれを拒否したため、報復目的の暴行が続いたと指摘した。
事態を重く見たナタポン国防相は、全面的な調査を指示するとともに、関係者に対しては厳正に対処する方針を示した。遺族側は徹底した真相究明とともに、遅れている補償金の支払いを求めている。













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