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【NY株式市場】エヌビディア業績発表に投資家は不満?AI半導体大手が牽引する米株式市場の大幅下落

川田翔平 アクセス  

引用:ロイター通信

米株式市場の主要3指数は、28日(現地時間)一斉に下落した。

人工知能(AI)向け半導体大手エヌビディアの四半期業績発表を前に、投資家たちが様子見に入った。

エヌビディアは、通常取引を2.1%の下落で終えた後、業績発表後の時間外取引で下落幅が7%を超える場面もあった。その後、下落幅は3%台に縮小した。

同社が500億ドル(約7兆2400億円)の自社株買い計画を発表したことにより、下落傾向が緩和された。

M7の大型テクノロジー株も同様に下落した。

ダウ、史上最高値の連続更新記録が止まる

主要3指数は初めから不調だった。

2日連続で史上最高値を更新していたダウ・ジョーンズ工業株平均も、同日は前日比159.08ポイント(0.39%)下落し、4万1091.42で取引を終えた。史上最高値の記録更新は3日で止まった。

スタンダード&プアーズ(S&P)500は33.62ポイント(0.60%)下落し5592.18、ナスダックは198.79ポイント(1.12%)下落した1万7556.03で取引を終えた。

「ウォール街の恐怖指数」と呼ばれるシカゴオプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は1.68ポイント(10.89%)急騰し17.11となった。

エヌビディア、驚きの業績発表にもかかわらず株価は下落

エヌビディアは、取引終了後に発表される第2四半期の業績を待ちながら下落傾向で通常取引を終えた。

通常取引でエヌビディアは前日比2.69ドル(約430円/2.10%)下落し125.61ドル(約1万8200円)で取引を終えた。

しかし、時間外取引では初めから急落の流れに乗ってしまった。

取引終了後に発表されたエヌビディアの第2四半期売上は前年同期比で122%急増し300億400万ドル(約4兆3450億円)、調整後の1株当たり利益(EPS)は0.68ドル(約98円)で、それぞれ市場が予想していた287億ドル(約4兆1550億円)、0.64ドル(約94円)を上回る結果となったが、投資家たちは満足しなかった。

自社株500億ドル(約7兆2400億円)買い計画の発表で下落幅が縮小するかと思われたが、その後再び下落傾向が強まった。

時間外取引では、エヌビディアの業績発表直後に8%近い暴落を記録した後、下落幅を4.5%に縮小し、その後3%台にさらに落ち着いた。

エヌビディアは東部標準時午後4時44分現在、通常取引の終値に比べて3.85ドル(約557円/3.06%)急落し121.76ドル(約1万7600円)で取引された。

M7 一斉に下落

M7の大型テクノロジー株も一斉に下落した。

アップルは1.82ドル(約263円/0.80%)下落し226.49ドル(約3万2742円)、マイクロソフト(MS)は3.24ドル(約468円/0.78%)下落し410.60ドル(約5万9358円)で取引を終えた。

アルファベットは1.83ドル(約265円/1.11%)下落し162.85ドル(約2万3542円)、アマゾンは2.32ドル(約335円/1.34%)下落し170.80ドル(約2万4691円)で取引を終えた。

メタプラットフォームズは2.32ドル(約335円/0.45%)下落し516.78ドル(約7万4713円)、テスラは3.46ドル(約500円/1.65%)下落し205.75ドル(約2万9746円)となり、これで同社は3日連続の下落となった。

SMCI、19%暴落

エヌビディアからAI半導体を調達しているスーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)は、20%近く暴落した。

前日、空売り会社ヒンデンバーグリサーチが同社の粉飾決算を主張した中、SMCIがこの日、年次財務報告書である10-K報告を延期すると発表したことで粉飾決算疑惑が強まった。

SMCIはその衝撃により104.15ドル(約1万5056円/19.02%)暴落し443.49ドル(約6万4112円)となった。

国際原油、2日連続で下落

国際原油価格は2日連続で下落した。

中東地域の不安、リビアの石油供給の滞りへの懸念により下落幅は制限されたが、需要減退の懸念が引き続き原油価格を圧迫した。

国際原油の基準であるブレント原油は前日比でバレル当たり0.90ドル(約130円/1.13%)下落し78.65ドル(約1万1371円)となった。

米原油の基準である西テキサス産原油(WTI)もバレル当たり1.01ドル(約146円/1.34%)下落し74.52ドル(約1万774円)で取引を終えた。

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