メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

検察断言「マラドーナは殺された」…死亡から4年、医療スタッフ7名の殺人罪裁判が遂に開廷

有馬侑之介 アクセス  

引用:ロイター
引用:ロイター

アルゼンチン検察は世界的サッカースター、ディエゴ・マラドーナの死亡事件を「殺人事件」と規定し、当時の担当医療責任者の処罰を裁判で求めた。

11日(現地時間)、アルゼンチンの日刊紙「ラ・ナシオン」と「クラリン」、そして「AFP通信」によると、この日ブエノスアイレス州のサン・イシドロ第3裁判所で、5年前にマラドーナの治療を担当した医療スタッフ7名に対する未必の故意による殺人容疑の初公判が開かれた。

マラドーナは脳血腫除去手術を受けてから2週間後の2020年11月25日、ブエノスアイレスの高級住宅で60歳で死亡した。死亡直前に脳手術を受け自宅で回復中であり、心不全と急性肺水腫を患っていた。死因は心臓発作だった。

検察は医療スタッフが不適切な環境での在宅治療を強引に進め、マラドーナを死に至らしめたと判断した。さらに、マラドーナの命を救うための最善の努力を怠ったとみている。

この日、検察はマラドーナの死亡直前の写真も公開した。写真ではマラドーナの口にチューブが挿入され、腹部が異常に膨れ上がっていた。担当検事のパトリシオ・フェラリ・サンイシドロは「我々はマラドーナを犠牲者とする犯罪の一場面を目にしている」と述べ、「被告人らはマラドーナの自宅で恐怖の劇場を演出した共犯者だ」と厳しく非難した。

マラドーナの死亡時に夜勤を担当していた看護師は「警告サインがあったにもかかわらず、(医療スタッフらが)マラドーナを起こさないよう指示した」と証言した。当時、マラドーナが滞在していた住宅には除細動器さえなかったことが判明した。

さらに、「マラドーナの危篤状態を示す兆候が無視され、少なくとも12時間にわたり持続的で激しい苦痛を経験した明確な徴候があった」という医療専門家委員会の見解もあったと報じられた。

今回の事件で起訴された医療スタッフは夜勤看護師のほか、神経外科医、精神科医、心理学者、医療コーディネーター、看護コーディネーターの計7名である。マラドーナの遺体を発見した日勤看護師については、7月頃に比較的軽い過失致死容疑で起訴される見通しだと現地メディアは報じている。

被告人らが有罪となった場合、最低8年から最高25年の懲役刑に処される可能性がある。採用された証人の数(約120名)を考慮すると、弁論手続きは今後4〜5カ月続く見込みだとクラリンは伝えている。

マラドーナの主治医だったレオポルド・ルケ(神経科専門医)を含む被告側の弁護士らは「治療方針や方法はすべて彼の家族と相談しながら進められた」とし、殺意はなかったことを強調したとラ・ナシオンは報じた。

精神科医アグスティナ・コサチョフの弁護人バディム・ミシャンチュクは「私の依頼人はマラドーナの精神的健康のみを担当しており、身体的健康には責任がない」と述べ、無罪判決を期待している。

本件の審理は7月まで続く見通しである。

また、法廷外ではマラドーナのファンらが集まり、「正義の実現」を叫んで被告人らの厳罰を求めた。ファンの中には選手時代のマラドーナのユニフォーム番号(10)と「神」を意味するスペイン語の単語を組み合わせた「D10S」と書かれたプラカードを掲げる者もいたとロイターは伝えた。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「もはや国家事業か?」北朝鮮ハッカー、今年だけで暗号資産“3,000億円超強奪”で過去最高!
  • 米国民7割が生活不能でも…トランプは“全部バイデン”で逃走
  • 「なぜ固執するのか」米国民の6割が反対、それでもトランプがベネズエラ軍事作戦をやめない理由
  • 「ウクライナ、クプヤンシク90%制圧か!」一方ロシアは“真逆の発表”、前線は“情報戦”の様相
  • 「笑って関税、泣いて物価高」トランプに訪れた”因果応報の瞬間”
  • 【武力衝突不可避】一線を踏み越えたトランプの海上封鎖に、マドゥロが”艦隊総動員”で一切譲らず

こんな記事も読まれています

  • 「二分されたのに大丈夫だった」中国EV事故の意外な結末
  • 米有力評価で日本車が上位独占、スバル1位にテスラも急浮上
  • 銃を構えた現場に進入、ウェイモ無人タクシーの想定外
  • トランプ「小っちゃくて可愛い」一言で事態急変!?日本の軽トラに惚れて規制緩和を指示
  • 大型新人・ALLDAY PROJECT、カムバック直後に1位奪取…音源・YouTube・SNSすべてが絶好調
  • 初主演作品のためにトラック免許まで取得?15冠を獲得した女優の知られざる努力
  • 「ILLITは盗作している」と主張したNewJeansファンが未成年だった?事務所が1000万の損害賠償を要求
  • 人気俳優のプライベート暴露、“度を超えたやり取り”を主張も映像では該当部分を削除「何が本当なの?」

こんな記事も読まれています

  • 「二分されたのに大丈夫だった」中国EV事故の意外な結末
  • 米有力評価で日本車が上位独占、スバル1位にテスラも急浮上
  • 銃を構えた現場に進入、ウェイモ無人タクシーの想定外
  • トランプ「小っちゃくて可愛い」一言で事態急変!?日本の軽トラに惚れて規制緩和を指示
  • 大型新人・ALLDAY PROJECT、カムバック直後に1位奪取…音源・YouTube・SNSすべてが絶好調
  • 初主演作品のためにトラック免許まで取得?15冠を獲得した女優の知られざる努力
  • 「ILLITは盗作している」と主張したNewJeansファンが未成年だった?事務所が1000万の損害賠償を要求
  • 人気俳優のプライベート暴露、“度を超えたやり取り”を主張も映像では該当部分を削除「何が本当なの?」

おすすめニュース

  • 1
    「筋肉の代償は命だったか…」中国ボディビル“8連覇王者”、30歳で突然死!

    トレンド 

  • 2
    「家族全員が関与」無断撮影と投稿を繰り返した3人、SNSの裏側にあった“性犯罪”

    トレンド 

  • 3
    「衣服なし」で発見された32歳医師、米マートの従業員専用冷凍庫で何が起きたのか

    トレンド 

  • 4
    「韓国、一人ではご飯も食べられない!?」外信まで報じた“一人客拒否”論争

    トレンド 

  • 5
    「まるで血の海!」ペルシャ湾が“真っ赤”に...イラン・ホルムズ島で“異様な自然現象”

    トレンド 

話題

  • 1
    「空中で引き裂かれ真っ二つに」ロシア超大型輸送機の“悲惨な最期”

    フォトニュース 

  • 2
    「日本は犬ですら許せない!」反日発言を吐きながら柴犬の首を絞め殴打…中国トリマーが”大炎上”

    トレンド 

  • 3
    「頭部強打で即死」...富山で軽乗用車が33歳女性を直撃!目撃者の男性は忽然と“消失”

    フォトニュース 

  • 4
    「二分されたのに大丈夫だった」中国EV事故の意外な結末

    フォトニュース 

  • 5
    ボロボロの服に包まれた少年が、唯一の食べ物を“相棒”に託した理由

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]