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2025年05月13日火曜日
ホームニューストランプを警戒する中国、ロシアとともに「北朝鮮支援」を明言

トランプを警戒する中国、ロシアとともに「北朝鮮支援」を明言

引用:YouTube@8tvmandarinnews

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と中国の習近平国家主席は8日(現地時間)、首脳会談直後に署名した声明で、北朝鮮に対する制裁と強圧的な圧力の中止を求めた。ロシアは北朝鮮との軍事的な関係を公然と強化、中国はドナルド・トランプ米大統領の北朝鮮との突発的な対話の可能性を懸念する中、両国が北朝鮮を擁護する立場を示した形である。

プーチン大統領と習近平国家主席は同日、ロシア大統領官邸(クレムリン)での首脳会談後に発表した「新時代の包括的パートナーシップと戦略的相互作用のための共同声明」で、各国に北朝鮮への制裁と圧力の放棄を呼びかけ、外交的手段による朝鮮半島問題の解決支持を強調した。10年前の2015年5月、習近平国家主席がロシアを訪問した際、プーチン大統領と朝鮮半島情勢について協議したが、共同声明で北朝鮮について直接言及することはなかった。

中国はトランプ大統領のホワイトハウス復帰による圧力に直面する中、ロシアや北朝鮮との連携を強化しているとの分析が出ている。先月1日、ざいチョンジン在清津中国総領事が異例にも平壌を訪れ北朝鮮外務省高官と会談し、両国の外交を活性化させた。また、先月7日には駐朝中国大使館が、北朝鮮平壌駐在の中国人民志願軍烈士に勤務する中国人14名が5年ぶりに帰国したと発表した。高麗(コリョ)航空の平壌~上海路線の運航も先月を境に再開の兆しが見えている。ロシアと北朝鮮の連携強化を受け、中国が対北朝鮮の影響力低下を座視できない状況に陥っているとの指摘も出ている。

ロシアと北朝鮮の関係は史上最高水準に達している。外交専門メディア「ザ・ディプロマット」は8日、「先月末、ロシアは北朝鮮軍のウクライナ戦争参戦を正式に認め、金正恩の訪露の可能性を見据えた雰囲気づくりを行っている」とし、「金正恩はロシアの戦勝記念日パレードには出席しないが、ロシア側は『北朝鮮側との興味深い会合』を予告してきた」と伝えた。また、「2022年以降、北朝鮮とロシアの関係は冷戦終結後最高潮に達し、2024年には両国が軍事攻撃時の相互支援を明記した条約を締結し、北朝鮮・ロシア同盟の強固さを誇示している」と述べた。

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