
韓国のイ・ジェミョン大統領当選者は、対米通商交渉に関して「必要ならば(ドナルド・トランプ米大統領の)股下をくぐってでも道を開く」と述べた。
イ大統領当選者は第21代大統領選挙の投票日前日の2日、CBSのYouTubeチャンネル「パク·ジェホンの一本勝負」のインタビューで、トランプ大統領との通商交渉について「目前に迫った最大の課題になる」とし、このように語った。
イ大統領当選者は「民生問題と国内の混乱の克服は当然のこととして、さらに最重要課題は対米通商問題だ」とし、「人間がすることは人間が作り出したものであり、人間がすべて解決できる。結局は双方に利益をもたらす形で妥協し調整することだ」と強調した。
さらに「一方的に利益を得たり損失を被ったりするのは外交ではない」とし、「それは略奪であり、朝貢の時代にすることだ」と述べた。
そのうえで「独立国家間の外交は双方に利益をもたらす道がある」とし、「我々もかなりの切り札を持っている。お互いに取引できるものがある」と主張した。
イ大統領当選者は「トランプ大統領は手ごわい相手だ」という司会者の発言に対し、「私も簡単に引き下がる人間ではない」と反論した。
続けて「大国の一種の政治的駆け引きだが、うまく対処しなければならない。避けて通れないだろう」とし、「これは私個人の問題ではなく、国民全体の問題だから、必要ならば股下をくぐってでも道を開く。それが何だというのか」と述べた。そして「(韓国の)大統領が一時的に頭を下げることで、5,200万人の国民が力を発揮できるのなら、そうすべきだ」と力強く語った。