30 C
Tokyo
2025年06月21日土曜日
ホームライフスタイル【おやつの罠】超加工食品のおやつ、食べるほど「パーキンソン病リスク」急上昇の衝撃!

【おやつの罠】超加工食品のおやつ、食べるほど「パーキンソン病リスク」急上昇の衝撃!

引用:depositphotos
引用:depositphotos

スナック菓子・調味料・加工肉などの超加工食品を頻繁に摂取する人ほどパーキンソン病を発症するリスクが高まる、という研究結果が発表された。

英デイリー・メールなどは10日(現地時間)、キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームが、超加工食品に含まれる添加物が腸内の善玉菌を損傷し、脳に悪影響を及ぼすことでパーキンソン病を誘発する可能性があるとの研究結果だと報じた。

パーキンソン病は、脳内のドーパミンを生成する神経細胞が破壊されて運動障害を引き起こす、進行性の神経変性疾患のことを指す。ドーパミンが不足すると、手の震えや筋肉の硬直といった運動障害や、認知機能の低下を引き起こす。

研究チームがパーキンソン病患者88名を対象に調査を行った結果、パーキンソン病患者は健康な人と比較して腸内の有益菌が少なく、有害菌が多いことが判明した。

フレデリック・クラーセン博士は「有害菌が直接的に認知機能の低下を引き起こすのか、パーキンソン病による身体の変化に伴ってこれらの細菌が増殖するのかは、現時点では不明確だ」としながらも、「有害菌がパーキンソン病の症状悪化に大きく関与している」と指摘した。さらに「添加物が化学反応を引き起こし、脳の神経細胞を直接損傷する可能性がある」とも付け加えた。

さらに、中国でも同様に、超加工食品の摂取量が多いほどパーキンソン病の発症リスクが高まるという研究結果が発表された。

中国の研究チームによると、超加工食品を1日11回以上摂取する人は、そうでない人と比べて、パーキンソン病の初期症状が現れる可能性が2.5倍高いことが明らかになったという。

研究チームは「超加工食品に含まれる乳化剤や甘味料などの添加物が腸内の有益菌を破壊する」と述べ、「腸内細菌のバランスが崩れると炎症が起き、その炎症が脳へ伝わってドーパミン作動性神経細胞を損傷させる」と説明した。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください