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「教科書が書き換わる?」爬虫類の起源は想定よりも4,000万年早かった!?化石が語る古代生物の進化過程

織田昌大 アクセス  

引用:Marcin Ambrozik
引用:Marcin Ambrozik

オーストラリアで約3億5,600万年前に生息していたとされる爬虫類の初期の近縁種である羊膜類(amniote)の足跡が発見された。これにより、陸上四足動物の進化における決定的な転換点とされる原始爬虫類「アムニオート」の起源が、従来の説より最大4,000万年遡ることが確認された。

15日(現地時間)、スウェーデンのウプサラ大学のペール・アルベリ博士が率いる国際研究チームは、オーストラリアで発見された古代の足跡化石を分析した結果、爬虫類の初期の近縁種である羊膜類のものだと発表した。

陸上動物の進化において重要な段階は、四足動物の祖先が海から陸へ進出したことだ。特に現代の爬虫類や鳥類、哺乳類といった四足動物の祖先である羊膜類は、唯一、陸上で繁殖できる能力を獲得したことで、本格的に陸上生活に適応した動物として知られている。

研究チームは、アマチュア古生物学者2名がオーストラリアのビクトリア州にある3億5,600万年前の初期石炭紀層「スノウィ・プレインズ層(Snowy Plains Formation)」で発見した砂岩の板に刻まれた2セットの足跡を分析した。

板には長い指と爪の跡がはっきりと残されており、研究チームによれば、これはこれまでに発見された中で最古の爪の跡だという。

引用:Grzegorz Niedźwiedzki
引用:Grzegorz Niedźwiedzki

研究チームは、最初の四足動物は4億2,000万年前のデボン紀に出現し、現在の陸上四足動物の祖先は、3億5,600万年前の石炭紀初期に登場したとされている。これまでに発見された最古の羊膜類の化石は後期石炭紀の3億2,000万年前のものだったと述べた。

また、この動物と似た形態の足を持つ現代のミズオオトカゲ(water monitor)の前足と後足の間隔を基準に、古代羊膜類の体長は約80cmだったと推定した。

この解釈が正しければ、羊膜類全体の起源と爬虫類の起源が、これまで知られていたよりも3,600万年以上早い石炭紀初期にさかのぼることになる。

研究チームは「この発見は、古代生物の進化速度や地理的な広がり方について、これまでの見解を見直すきっかけとなる重要な手がかりである。陸上脊椎動物の進化は、私たちが想像していた以上に非常に活発で複雑だった可能性がある」と強調した。

なお、この研究結果は14日、国際学術誌『ネイチャー』に掲載された。

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