引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

日本ではK-POPや韓国製化粧品に続き、最近「K文学」が大きな注目を集めている。昨年、作家のハン・ガン(韓江)氏がノーベル文学賞を受賞し世界的な関心を集める中、国内における韓国文学の存在感が徐々に高まっている。

4日、『NHK』は日本で韓国文学が広がる理由を詳しく分析した。まず、韓国の作家と長年交流のある芥川賞受賞作家、平野啓一郎氏に韓国文学の魅力について話を聞いた。

平野氏は、1999年に『日蝕』で芥川賞を受賞した後、自身の作品が韓国語に翻訳されたことをきっかけに、韓国文壇との交流が始まったと話した。当時、日本では韓国現代文学の翻訳がほとんどなく、特に若手作家の作品に触れる機会は少なかったという。

2010年代に入り、本格的に翻訳された韓国文学を読み始めた平野氏は、予想以上に深い感動を覚えたと話した。特に、自身の世代とその親の世代が民主化運動を経験したという点が、韓国文学と日本文学の大きな違いであると指摘した。

平野氏は印象的だった作家としてキム・ヨンス(金衍洙)氏とウン・ヒギョン(殷熙耕)氏を挙げ、彼らの作品には人間に対する深い洞察が盛り込まれており、日本の作家には書きにくい視点が存在すると評価した。さらに、ハン・ガン氏の『少年が来る』や『別れを告げない』などは、歴史的トラウマが個人の生活にどのように影響を与えるかを繊細に描いていると述べた。

韓国文学が日本の読者の共感を呼ぶ理由について、平野氏は「文学は、近くて遠い世界で自分に似た感情を発見した時に大きな慰めを与えてくれる」と説明。19世紀のロシア文学で感じた感動と同様の体験を、韓国文学でも味わえると語った。

平野氏は現在、日本で韓国文学が広がっている理由として、その文学的水準の高さを挙げ、韓国作家の作品は日本の現代文学を凌駕する場合も多いと評価した。また、BTSのメンバーがハン・ガン氏の著書を手にするなど、大衆文化と文学の結びつきも関心拡大の一因だと付け加えた。

一方、韓国文学の日本での普及には、継続的に翻訳・出版を行ってきた出版社と書店の役割も大きい。NHKは特に、東京・神保町の韓国文学専門書店「チェッコリ」と出版社「クオン」が、早くから韓国文学を紹介し、文化的架け橋を築いてきたと分析した。

チェッコリのキム・スンボク代表は2007年に、韓国文学専門の出版社クオンを設立。当時、日本ではあまり知られていなかったハン・ガン氏の作品も初めて翻訳・出版した。その後、「K-BOOK振興会」を立ち上げ、日本の出版界に韓国文学を紹介する説明会を開催するなど、精力的に活動を続けてきた。

これらの取り組みは、2018年にフェミニズム文学として話題を呼んだ『82年生まれ、キム・ジヨン』のヒットへとつながった。キム代表は、これにより韓国文学は一気に日本でも広く受け入れられ、さらなる普及へとつながったとNHKに語った。

竹内智子
竹内智子

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

この執筆者の記事一覧 →

コメント0

300

コメント0

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「この匂い、覚えてる」…亡き飼い主の服に寄り添う犬…6年越しの愛に世界が涙
  • 「1兆円規模の原油は中国へ向かったのか」米封鎖解除を利用したイラン、輸出急増の“裏側”
  • 「私の夫になるなら年収1,700万円」…結婚相談所もあきれた「年収200万円」女性の末路
  • 紅海まで封鎖か…原油供給網に非常事態

おすすめニュース

  • 1
    「ロシアの隣国で異変」徴兵前に若者8100人が軍へ…リトアニアが進める“戦争への備え”

    ニュース 

  • 2
    「一人で静かに休みたい」実母に投資詐欺で名前を利用された歌手、心を整えるための旅行へ

    エンタメ 

  • 3
    虚言癖と言われたことも? アナフィラキシーショック経験を告白した人気女優、今回も疑問の声広がる

    エンタメ 

  • 4
    19歳で父を亡くし、母に頼った下積み時代…諦めかけた最後の挑戦で人生逆転? 涙の成功秘話を語る

    エンタメ 

  • 5
    「正直恥ずかしかった」華やかな芸能界からコンビニ勤務へ…新人賞まで受賞した元アイドル、解散後の苦悩を告白

    エンタメ 

話題

  • 1
    「ロシアのミサイルを止める切り札か」ウクライナ発フレイヤ、欧州9か国が賭ける新兵器

    ニュース 

  • 2
    放送終了後も街で問い詰められた? 視聴率57.6%を記録したドラマ、主演女優が“あのラスト”への反応を告白

    エンタメ 

  • 3
    ギャラ5%アップを交渉→娘の口座に入金…ベテラン監督が下積み時代に身につけた“交渉の秘訣”を告白

    エンタメ 

  • 4
    「元々瘦せ型だったのに、もう戻れない」役作りで96kgまで増量した俳優、食習慣が変わってしまった?

    エンタメ 

  • 5
    13歳差を乗り越え破局説が浮上しても関係を守った俳優カップル、4年で破局「大きなトラブルはなかった」

    エンタメ