
アウディの新型Q7を予想させるレンダリングが公開され、注目を集めている。既存デザインを踏襲しながらも、フロントとリアの双方でデジタル感を強調しているのが特徴だ。
新型Q7は2世代目以来、約10年ぶりのフルモデルチェンジとなるモデルで、フォルクスワーゲン・グループのMLB Evoプラットフォームを基盤に開発される。このプラットフォームは、フォルクスワーゲン・トゥアレグ(3代目)、ポルシェ・カイエン、アウディQ8、ベントレー・ベンテイガ、ランボルギーニ・ウルスと構造を共有している。パワートレインはガソリン、ディーゼルに加え、一部で電動モデルも設定され、8速オートマチックトランスミッションを採用する。

レンダリングの外観は、現行モデルからの進化を明確に示している。フロントは分割型ヘッドライトを採用し、下部がメインライト、上部がデイタイムランニングライト(DRL)として機能する。大型グリル両側に配置されたライトと、ワイドなエアインテークを備えた下部バンパーが組み合わされ、力強い印象を与える。ボンネットはクラムシェル構造で設計され、フェンダーフレアの採用によってSUVとしての存在感がより強調されている。
サイドビューは、すっきりとしたシルエットを維持しつつも堂々としたボディラインを描く。ドアミラーは従来型を継続。リアまわりでは、薄型テールライトの中央にアウディを象徴する4つのリングロゴを配置し、下部バンパーにはナンバープレートの取付部を設けた。新デザインのホイールや新色のボディカラーも用意されている。

新型Q7はアウディ・プレミアム・プラットフォーム(PPC)を基盤とし、内燃機関エンジンに加えてマイルドハイブリッドおよびプラグインハイブリッド(PHEV)モデルも展開される見通しだ。高性能仕様のSQ7も開発中で、V8エンジンや、より小排気量のエンジンが採用される可能性も示唆されている。
アウディは新型Q7を来年初頭に正式発表する計画を進めている。今回のレンダリング画像は、最近撮影されたスパイショットを基に制作されたもので、実際の車両デザインとほぼ一致すると見られている。
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