
ホンダは「ジャパンモビリティショー2025」において、次世代電気自動車「Honda 0 α」プロトタイプを世界初公開した。
29日、電気自動車メディア『InsideEVs』の報道によると、「Honda 0 α」のデザインは、既存の「0シリーズSUVコンセプト」をベースとしつつも、よりコンパクトなサイズに仕上げられている。特に、側面の窓面積が絞られ、独特なCピラーとDピラーのデザインが採用されたことで、バンのようなユニークな印象を与えている。
フロントフェイスは既存モデルとほぼ共通だが、リアにはより大型のウィンドシールドとU字型ライトバーが採用された。インテリアデザインはまだ公開されていないが、既存の「0シリーズSUV」と類似したものになると予想される。
ホンダは、このモデルに「シン(Thin)デザイン」の哲学を適用し、クロスオーバーとして十分な地上高を確保しつつも、不必要に全高が高くならないよう設計したと説明している。スリムなキャビン構造にもかかわらず、広く快適な室内空間を確保している。また、ワイドな車体スタンスは安定感とSUV特有の力強い印象を両立させている。

「Honda 0 α」は、日本国内とインド市場を主要ターゲットとしており、グローバルでは2027年の発売が予定されている。欧州やその他の市場にも投入される可能性はあるが、北米市場への投入は見送られる。北米ではより大型の「0 α SUV」とセダンモデルが発売される予定で、これらはすべてオハイオ州のホンダEVハブで現地生産されることになる。
価格は約5万ドル(約770万円)から始まり、300マイル(約480km)の航続距離を提供するとみられている。













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