
ホンダは2027年から北米市場に、自社が開発した次世代ハイブリッドシステムを搭載する大型SUVモデルを発売する計画だ。
5日(現地時間)、電気自動車メディア『InsideEVs』の報道により、ホンダ独自開発の次世代ハイブリッド技術が明らかになった。このシステムは、燃費と走行性能の高次元での両立を図っている。
東京で開かれた「Honda 四輪技術ワークショップ」にて、新型V6エンジンと電気モーター、改良型リチウムイオンバッテリーを組み合わせた強力なパワートレインの導入が発表された。これにより、既存の大型非ハイブリッドSUVと比較して燃費30%改善、加速性能10%向上という野心的な目標を掲げている。
現時点では、ホンダは北米市場で「パイロット」や「パスポート」にV6エンジンを積んでいるものの、両モデルのハイブリッド版は未だ存在しない。業界関係者は、2027年に導入される新技術がこれら2モデルに最優先で適用されると予測している。
ホンダはこれに加えて、中型ハイブリッド車用の新プラットフォームも開発中だ。新プラットフォームは、車体剛性の向上、コーナリング時の安定性改善に加え、既存モデルから約90kgの軽量化を実現する。さらに、モデル間で60%以上の部品共有を図り、生産効率の飛躍的な向上を目指す方針だ。
一方、ライバルメーカーの動向として、ヒョンデは「パリセード」ハイブリッドを、トヨタは「カムリ」や「RAV4」をハイブリッド専用モデルへと転換するなど、同様の電動化戦略を推し進めている。















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