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「ウクライナ、まだ諦めていない」ロシアのタンカー2隻に水中ドローン猛攻…黒海は“火の海”と化した

織田昌大 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

ウクライナ保安庁(SBU)は29日(現地時間)、黒海で相次いで攻撃を受けたシャドーフリートのタンカー2隻を水中ドローン(無人機)で攻撃したと発表した。Newsisの報道によると、CNNやBBCなどによれば、SBUの情報筋はこの日、28日と29日に黒海で爆発したタンカーを水中ドローンを動員して攻撃したと主張したという。

情報筋はCNNに、水中ドローン「シーベイビー」をSBUとウクライナ海軍が共同作戦で発射し、タンカー2隻に致命的な損傷を与えたと伝えた。水中ドローンを受けたタンカーは事実上海上運航から排除され、「今回の攻撃がロシア産原油輸送に相当な衝撃を与えた」と情報筋は評価した。

攻撃を受けたガンビア籍タンカー「ヴィラット」は、28日に続き29日にも追加攻撃を受けた。トルコの運輸・インフラ省は、ヴィラットが沿岸から約50km離れた黒海水域を通過中に何かと衝突し、船体上部が損傷したと発表した。船舶追跡資料によると、28日遅くヴィラットは速度を落とし、沿岸に向けて進路を変えたという。運輸省は乗組員が船舶を放棄して避難するとの要請はなかったとし、要請はなかったが消防曳船を現場に派遣したと説明した。

もう一隻のガンビア籍タンカー「カイロス」は28日、黒海で航行中に爆発が発生し、乗組員25人は全員避難した。トルコの運輸・インフラ省はカイロスの開放デッキで発生した火災が消火されたと発表した。カイロスは長さ約275m、排水量は約8万トンに達する。

ロシアは西側制裁を回避するため数百隻のタンカーを使用し、ほとんどが第三国の便宜置籍船を前面に出して運航している。ヴィラットには今年1月、米国の制裁対象になった後、英国と欧州連合(EU)の制裁も続いた。カイロスも年初にEUの制裁対象になった。カイロスは今月初めにインドの港を出発し、ロシア黒海港のノヴォロシースクに向かっていた。

今年初めから黒海でロシアの代わりに原油を輸送していたタンカーに関連する不審な爆発事件が何度も発生した。ウクライナ国防省情報総局(GUR)は2隻のタンカーがロシアの港と中国、トルコ、インドを行き来しながら自動船舶識別装置(AIS)を切って運航していたと発表した。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

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