
米共和党の地盤とされるテキサス州で、民主党候補が共和党候補に14ポイント差で圧勝する波乱が起きた。テキサス州は共和党が州政府と州議会を掌握している。トランプ大統領は前回(2024年)の大統領選で、この州を17ポイント差で制していた。現地メディアは今回の結果を「衝撃的な敗北」と受け止めている。
1日(現地時間)の「AP通信」などによると、テキサス州議会上院議員の補欠選挙で、民主党のテイラー・レメット氏が得票率57%を獲得し、共和党のリー・ワムスガンズ氏(43%)を大きく上回った。共和党にとっては、わずか1年余りで「安全圏」と見なされてきた地域で痛手を負った格好となる。
選挙資金の規模を比較すると、結果はさらに際立つ。共和党候補は約73万ドル(約1億1,300万円)を投じた一方、民主党候補の資金は約7万ドル(約1,080万円)にとどまった。資金面で約10倍の差がありながら、民主党が余裕をもって勝ち切ったことになる。
今回の結果について、単に上院の1議席を失った以上の意味があるとの見方も出ている。トランプ大統領が選挙終盤にSNS「トゥルース・ソーシャル」などを通じて支持層の結集を呼びかけ、公然と支援を打ち出したにもかかわらず、勝利には結びつかなかったためだ。
有権者がトランプ政権の政策、とりわけ教育や「文化戦争」をめぐる争点に疲労感を抱いている兆候だという分析も報じられている。共和党は昨年12月にも、トランプ大統領の私邸があるフロリダ州のマイアミ市長選で敗れており、政権への逆風を指摘する声が強まっている。
政界では、今回の結果が11月の中間選挙に与える影響に注目が集まっている。中間選挙で十分な成果を得られなければ、政権のレームダック(死に体)が早まるとの観測も浮上している。敗れた共和党候補は「全米の共和党員に警鐘を鳴らす敗北だ」と述べ、危機感を露わにした。













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