
中国で、心臓疾患の診察を受けた70代の男性が、病院側のミスで「子宮内の初期妊娠」と記された診断結果を受け取る騒動が起き、波紋が広がっている。
VNエクスプレスなどによると、呉忠市の病院で診療を受けたチェン氏(73)の家族が、オンラインで検査結果を確認したところ、電子の結果票に「産婦人科カラードップラー超音波」との項目が表示され、判定欄には子宮内の初期妊娠(Early Intrauterine Pregnancy)と記載されていたという。
結果票には、胎児の発育が止まる可能性があるとの所見に加え、子宮の位置や胎嚢の大きさなど、妊娠を前提とした情報が細かく並んでいた。事案がネット上で拡散すると、現地の利用者からは批判の声が上がる一方、ノーベル生理学・医学賞の候補が現れたといった揶揄も相次いだ。
また、単なる笑い話で済ませるべきではないとして、仮に重い腫瘍などを抱えていた患者が妊娠と誤って扱われていたなら、重大事故につながりかねないとの懸念も出ている。
騒ぎが大きくなると、病院側は公式見解を公表し、システム上の誤りがあったと認めた。検査直後に患者へ手渡した紙の結果は正しかったものの、データをデジタル化してオンラインのシステムに反映する過程で不具合が生じたと説明した。技術的な欠陥に加え、担当職員の確認不足が重なり、情報が歪んだとしている。
ただ、現地では、診断文を他人の記録からコピーして貼り付ける慣行が背景にあるのではないかという疑いも残っている。
中国では類似の誤表示が今回に限らないという。2025年9月には胃カメラ検査を受けた73歳男性の記録に卵子採取の結果が載り、2023年12月には四川省でCT検査後に子宮は正常と記された男性の例も報じられた。
現地の専門家は、こうしたシステム起因のミスが繰り返されれば医療への信頼を損ねるとして、診断プロセスの厳格な管理と再発防止策の整備を急ぐ必要があると指摘している。













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