
ドナルド・トランプ米大統領とコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は3日(現地時間)、ホワイトハウスで首脳会談を行った。
麻薬密輸問題や外交上の懸案をめぐり、最近まで公の場で激しい応酬を繰り広げてきた両首脳が直接顔を合わせたことで、今回の会談は注目を集めた。
両首脳は同日、約2時間にわたりホワイトハウスで非公開会談を実施した。対面での首脳会談は今回が初めてとなる。
トランプ大統領は同日の政府予算案署名式で、ペトロ大統領との会談成果を問われ、「非常に良い会談だった」と述べた。麻薬問題で合意に至ったかとの質問には、「協議中だ。制裁を含む他の事項についても話し合っている」と語った。
さらにトランプ氏は「非常にうまくいった(got along very well)」とし、「彼は素晴らしい(terrific)」とペトロ氏を称賛した。
これまでペトロ大統領と激しい言葉の応酬を重ねてきたトランプ大統領は、「彼と私は親友というわけではないが、これまで一度も会ったことがなかったので、個人的な感情はなかった」とも述べた。
ペトロ大統領は会談後、X(旧Twitter)に、トランプ大統領が自身の著書『トランプ自伝 アメリカを変える男』に署名し、「君は素晴らしい」と書き添えた写真を投稿した。
コロンビアは伝統的に南米で最も米国に近い同盟国とされる。ただ、トランプ政権第2期が「麻薬との戦争」を掲げ、中南米全域で強硬な取り締まりを進めたことで、両国関係は緊張を強めていた。
トランプ大統領はこれまで、コロンビア経由で大量のコカインが米国に流入しているとして、同国を強く批判してきた。
右派色の強いトランプ氏と、コロンビア初の左派大統領であるペトロ氏とのイデオロギーの違いも対立を深めた要因とされる。加えて、率直な言動で相手を攻撃する両首脳の性格が、公開の場での衝突を助長したとの見方も出ている。
トランプ政権は昨年9月、国連総会期間中にペトロ大統領がニューヨークで親パレスチナ集会に参加し、米国を批判する演説を行ったことを受け、同氏のビザを剝奪した。また、麻薬取引を黙認したとして、ペトロ氏本人や家族、側近を制裁対象に加えた。
先月には、ペトロ大統領が米国によるニコラス・マドゥロ氏の拘束を非難したことを受け、トランプ大統領はペトロ氏を「病気の男(sick man)」と呼び、「彼はそう長くは持たないだろう」と警告していた。
両国関係が転機を迎えたのは先月7日の電話会談だった。通話後、トランプ大統領は「彼の話し方に感謝している。近く会えることを期待している」と述べ、首脳会談開催の意向を表明した。今回の会談に向け、ペトロ大統領に対するビザ制裁も一時的に停止された。
















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