
中国が開発した初のハイブリッド無人輸送機(ドローン)が台湾海峡の情勢を変える可能性があると、香港のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が5日に報じた。
中国が開発した新型無人輸送機「CH YH-1000S」が1日、中国・重慶のある空港で初飛行に成功したと、国営・中国中央電視台(CCTV)が最近報じた。この輸送機は台湾海峡最前線の精鋭部隊に物資を供給できるため、軍事的情勢を変える「ゲームチェンジャー」になる可能性があるとの見方も出ている。
CCTVは3日の報道でCH YH-1000Sを「世界初のハイブリッド無人輸送機」と紹介した。CCTVは「このドローンは先進的な新エネルギー自動車会社と共同開発した高出力ハイブリッド動力装置を搭載し、離着陸距離を大幅に短縮し、搭載量と飛行距離を増加させた」と説明した。
国営・チャイナデイリーは「CH YH-1000Sはガソリンエンジンと電気モーター、2つの動力源のうちの1つまたは両方を使用して動作できる」と報じた。CCTVはこのモデルが従来の電力システムを使用していた以前のモデル「CH YH-1000」の改良版だと明らかにした。
国営・新華社によると、このモデルは1,200kgの貨物を運搬でき、1,500kmの航続距離と10時間以上の運航時間を備え、複雑な地形でも離着陸が可能だという。CCTVはこの新型モデルが国際貨物輸送、緊急救助及び災害救援、海上監視及び気象観測にも使用される可能性があると述べた。
アナリストたちは特にこのドローンが台湾を攻撃するために使用される可能性があるなど、軍事的用途に投入されると見ている。米シンクタンク、ディフェンス・プライオリティーズのアジア研究責任者であるライル・ゴールドスタイン氏は「中国軍の台湾攻撃の成功は防御線後方に空挺部隊と特殊部隊を投入して混乱を引き起こした後、増援軍を遮断し、司令部やその他の主要拠点を破壊することにかかっている」と述べた。
ゴールドスタイン氏は「敵陣後方に精鋭部隊を配置する際の最大の問題は弾薬やその他の主要補給品が迅速に枯渇する可能性がある点だ」と指摘した。長距離飛行と多くの物資を運搬する大型ドローンは精鋭部隊の効率的な補給を維持するのに役立つとゴールドスタイン氏は分析した。彼はドローンが危険の大きい精鋭部隊の第一攻撃部隊を支援できれば、後続の上陸作戦がはるかに容易になるだろうと付け加えた。
中国航天科技集団傘下の中国航天科技集団第11研究院で開発されたCHシリーズのドローンは国際的に最もよく売れている中国製ドローンの一つで、10か国以上に輸出されている。昨年12月には長距離ステルス偵察ドローンである「CH-7」の初飛行に成功した。中国はドローンと電気自動車分野で世界最大の供給国として、軍事及び民間用途の両方で活用可能な無人航空機開発競争で優位を占めるための努力を強化しているとSCMPは伝えた。
















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