
ロバート・F・ケネディ・ジュニア米保健福祉長官が、炭水化物を控え脂肪を多く摂取する食事によって統合失調症を予防できるとの見解を示した。
米紙「ニューヨーク・タイムズ(NYT)」によると、ケネディ長官は5日(現地時間)、テネシー州での演説で「本物の食べ物を食べるべきだ。食事が精神疾患を引き起こすことを、私たちは最近になって知った」と述べ、「ハーバード大学の医師が、低炭水化物・高脂肪の食事で統合失調症を治療できると語っている」と発言した。
低炭水化物・高脂肪食は、炭水化物の摂取量を1日の総摂取カロリーの5~10%に抑え、脂肪の割合を70~80%まで高める食事法だ。炭水化物の代わりに脂肪を主要なエネルギー源として利用する状態を作り、体重減少を促す仕組みとされている。
これに対しNYTは、「ケネディ長官の発言には根拠がない」と指摘し、「ハーバード大学のクリストファー・パーマー医師の研究に言及した可能性が高いが、その初期研究を大きく誇張して解釈している」と報じた。医療界では、非常に予備的な証拠が、小規模かつ短期間の研究を通じて示されたにすぎないとの見方が広がっている。
さらに、「ケトジェニック食を用いた精神健康治療を研究していた医療関係者は、通常の食事を摂取した対照群を設けていなかったことを認めている」とした上で、「ケネディ長官は、科学的根拠がほとんどない主張を、あたかも事実であるかのように広めている」と批判した。













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