
イラン空軍記念日の式典で、中国側が最新ステルス戦闘機J-20の模型を贈呈したことが明らかになり、オンラインを中心に戦闘機輸出の噂が広がっている。ただし、実際の導入や契約に関する公式発表はまだ確認されていない。
12日(現地時間)、米軍事専門メディア19FortyFiveは、10日にイランメディアを通じて公開されたこの写真を契機に浮上したJ-20導入説について、「イランがJ-20ステルス戦闘機を運用すれば、中東の空中戦の構図が大きく変わる可能性がある」と分析した。同メディアは、J-20がイスラエルのF-35Iと対峙した場合、戦力バランスに変化が生じ、米国とイスラエルの両国にとって戦略的な負担となる可能性があると予測した。

空軍記念日の式典で贈られた「J-20模型」
イランのメヘル通信などによると、8日に行われた空軍記念日の式典で、テヘラン駐在の中国武官がイラン空軍のバフマン・ベフマルド司令官にJ-20戦闘機の模型を贈呈したという。
この式典は、1979年2月8日にイラン空軍がイラン・イスラム革命への忠誠を宣言した日を記念して行われたもので、軍の高官や外交関係者が出席した。式典で中国側がJ-20模型を手渡す場面が公開されると、一部の軍事コミュニティやオンラインでは「実際の戦闘機導入の兆しではないか」との推測が広がった。
J-20は中国が独自に開発した第5世代ステルス戦闘機で、中国空軍の中核戦力とされている。現在まで海外への輸出実績はない。

「実際の輸出可能性は低い」との分析
ただし、軍事専門家や海外メディアの分析では、J-20の実際の輸出可能性は低いとみられている。最先端のステルス戦闘機は、核心的な軍事技術が集約された戦略資産であるため、輸出は制限されることが多い。米国もF-22を海外に販売せず、F-35も同盟国を中心に供給している。
中国も輸出用の第5世代戦闘機事業を別途進めており、中東諸国にはJ-10系列の戦闘機と長距離空対空ミサイルを組み合わせたパッケージを提案していると伝えられている。

現時点で、イラン政府や中国政府のいずれからもJ-20の導入や交渉に関する公式発表は出ていない。ただし、老朽化した戦闘機が大半を占めるイラン空軍の戦力状況を踏まえると、今後も中国やロシア製戦闘機の導入可能性が取り沙汰されるとみられる。
















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