
米国のドナルド・トランプ大統領がイラン戦争に関して「我々が勝利した」と宣言しながらも、軍事作戦を継続する意向を示した。戦争がまもなく終わるという発言も相次いで出し、米国の戦略的意図がかえってイランに読まれているという海外メディアの分析が出ている。
11日(現地時間)、トランプ大統領はケンタッキー州ヘブロンで行われた演説でイラン戦争の成果を説明し、「我々が勝利した」と繰り返し述べた。彼は今回の戦争が「事実上開始1時間で終わった」と主張しながらも、「早く去りたいわけではない。我々は任務を完遂しなければならない」と強調した。
またトランプ大統領は、米国の攻撃によってイランの軍事力が大きく弱体化したと主張し、作戦の正当性を強調した。彼は「米国が同じ状況を2年ごとに繰り返すことはできない」と述べ、今回の軍事行動の必要性を説いた。
トランプ大統領は最近のインタビューでも戦争がまもなく終わるというメッセージを続けている。彼は9日のCBSインタビューで今回の戦争が「ほぼ終わった」と述べた。続いて11日のアクシオスのインタビューでも攻撃する標的が事実上ほとんど残っていないとし、「私が終わりを望むとき、いつでも戦争を終わらせることができる」と伝えた。
このような発言を受けて、米国内外ではトランプ大統領が事実上「勝利宣言式の出口戦略」を準備しているのではないかという見方が出ている。
イランは米国の攻勢に対抗し、長期戦を示唆して反撃している。イスラム革命防衛隊(IRGC)の顧問は最近の放送インタビューで「長期消耗戦を覚悟しなければならない」と警告した。イラン軍の報道官も「戦争を終わらせるのは我々だ」と主張した。
米軍の攻勢で軍事的成果が積み重なっているが、イランの長期戦への意志とイスラエル要因などが絡み合い、トランプ大統領の早期終戦構想が予想通り実現するかは依然として不透明だという分析が出ている。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)はトランプ大統領の戦争メッセージがかえって米国の戦略的意図を明らかにする可能性があると分析した。FTの米国担当編集者であるエドワード・ルース氏は10日(現地時間)のコラムで、トランプ大統領が戦争の早期終了の可能性を繰り返し言及し、米国が長期戦を望んでいないという信号を送っていると指摘した。
ルース氏はイラン指導部がトランプ大統領の行動パターンを比較的正確に把握している可能性があると分析した。彼はこのようなメッセージが交渉や軍事対応において米国の戦略的弱点になる可能性があると見ている。
彼は特にワシントン政界で語られるいわゆる「タコ(TACO)」という表現に言及した。これは「トランプはいつも尻込みして退く(Trump Always Chickens Out)」という意味の略語で、トランプ大統領が強硬な発言をしながらも結局後退するパターンを指す政界の隠語だ。
ルース氏はイランもこのような行動パターンを認識している可能性があり、トランプ大統領の公開メッセージがかえって米国の戦略的限界を明らかにする可能性があると指摘した。
戦争が長期化する中、エネルギー市場への衝撃も大きくなっている。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は11日、米トランプ政権が当初イランの対応とグローバルエネルギー市場への波及を過小評価していた可能性があると報じた。トランプ大統領の側近たちは拡大が国際原油価格に与える影響を「短期的現象」程度に判断していたという。
しかし、イランが全世界の石油の約20%が通過する重要な航路であるホルムズ海峡で商船を攻撃すると脅迫し、状況が急変した。実際に一部の船舶攻撃と運航の遅延が続く中、国際原油価格が急騰し米国内のガソリン価格上昇の懸念も高まった。
戦争費用も急速に増加している。米議会の関係者によると、米軍は開戦以降2日間で56億ドル(約8,925億3,000万円)規模の弾薬を使用したとされている。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)はトランプ大統領が米海軍の護衛とともに、商船に政治的リスク保険を提供するという「ホルムズ保険」構想を打ち出したが、英ロンドンのロイズ保険市場中心の海上戦争保険制度と衝突し、実行可能性が不透明だと報じた。
一部の分析では、イランが戦争後も原油輸出を維持し資金源を確保しているとの指摘も出ている。船舶追跡会社ケプラーの資料によると、最近のイランの原油輸出量は1日平均約210万バレルで戦争前の水準を上回っていることが示されているという。
















コメント1
いやもう支離滅裂でしょ・・・ 米国民は大統領の言動に整合性を見い出せるの?