
スペインが18日(現地時間)、ウクライナに対し10億ユーロ(約1,830億円)規模の追加軍事支援を発表したと、キーウ・インディペンデント(KI)などが報じた。
今回の発表は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の訪問に合わせて行われた。
スペインのペドロ・サンチェス首相は同日、マドリードのモンクロア宮殿でゼレンスキー大統領と会談した後の共同記者会見で、「今回の支援を含めると、スペインによる累積支援額は40億ユーロ(約7,320億円)に達する」と述べた。
両首脳は会談で、国防、外交、交通、金融分野における協力文書に署名した。また、アメリカ・イスラエルとイランの戦闘が激化する中、ロシア・ウクライナ戦争の情勢や、スペインによるウクライナのエネルギー分野支援などについても議論した。
ゼレンスキー大統領はソーシャルメディアを通じ、「ウクライナは必要なドローンや実戦で培ったノウハウ、能力を提供する準備ができている」とし、「スペインの防衛産業は、我々が必要とする弾薬やレーダー、各種装備など様々な資源を供給できる」と強調した。
また、スペインの防衛企業セネル・エアロスペース&ディフェンスを訪れ、装備や生産工程を視察した。「スペインで締結した4件の協定のうち3件は同社との契約だ」としたうえで、「今回の協力はミサイル及び防空分野の協力に重点を置いている」と説明した。
さらに訪問中には、スペイン議会の指導部とも面会し、フェリペ6世国王とも拝謁した。
スペインは北大西洋条約機構(NATO)および欧州連合(EU)の加盟国であり、2022年のロシアによる侵攻以降、レオパルト2A4戦車の供与やウクライナ軍の訓練支援など、軍事・財政面での支援を続けている。

ゼレンスキー大統領はスペイン訪問の前日にはイギリスを訪れ、チャールズ3世国王とキア・スターマー首相、マルク・ルッテNATO事務総長と会談した。先週にはパリでエマニュエル・マクロン大統領と、ブカレストではルーマニア指導部とも面会した。
今回の訪問は、アメリカとヨーロッパ同盟国との間で緊張が高まる中で行われた。ヨーロッパ諸国はアメリカ・イスラエルによる対イラン攻撃への積極関与を事実上控えている。
一方、アカデミー賞授賞式を欠席し、ゼレンスキー大統領と会うためキーウを訪れていたアメリカの俳優兼映画監督ショーン・ペン氏は、この日ウクライナの最前線を訪れたとキーウ・インディペンデント(KI)が伝えた。
ペン氏はアンドリー・イェルマーク大統領府長官と共に、ドネツク州の第157独立機械化旅団を訪れ、兵士らを激励した。













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