
中東情勢の長期化に伴う物価高や為替相場の変動により、北朝鮮の経済的困難が増しているとの分析を韓国の情報機関がまとめた。
韓国のある国会議員は6日、国家情報院からの報告を受けた後、記者団に対し「北朝鮮も中東情勢の影響で、経済的にかなり困難な状況にある」と明かした。続けて「産業用物資の確保に支障をきたし、物価上昇や為替レートの急騰を招いている」とし、「こうしたなか、ロシアからの追加的な石油確保に向けて動いている」と付け加えた。
北朝鮮は、友好関係にあるイランとも一定の距離を置く姿勢を見せているという。同議員は「現在までイランに対して武器や物資を支援しておらず、むしろイランの最高指導者ハメネイ師が死去した際には弔電を送らなかった。後継のモジタバ・ハメネイ師が選出された際も祝電を送っていない」と説明した。
さらに、中国やロシアの対応と比較し、「北朝鮮外務省は短い談話を2回発表したのみで、イラン支持や米国非難といった内容が含まれていなかった点は注目すべき点だ」と指摘。「今後5月に行われる米中首脳会談以降、新たな外交的余地を確保するための準備過程ではないかと見ている」と述べた。
一方、金正恩総書記の妹、金与正氏の人事についても言及があった。与正氏は最近、朝鮮労働党の政治局候補委員に選出され、同時に党総務部長に昇進したとみられる。これについて同議員は「金総書記の最側近として、その意向を忠実に実行できる立場に就いた」と解説した。
ただし、実質的な権力からは一層遠ざかったのではないかとの分析も出ている。別の国会議員は、「与正氏に実質的な権力がないことが今回の人事を通じて確認された、との分析を情報機関が示した」と述べた。
















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