ヘリからロープ降下で強制乗船も…ホルムズ海峡で一触即発、武力衝突の懸念

ドナルド・トランプ米大統領が命じたイランに対する海上封鎖が実行に移される中、米海軍がヘリコプターと特殊部隊を投入して民間船舶に強制的に乗り込む実戦作戦が目前に迫っている。こうした措置は国際法上、戦争行為とみなされる措置で、中東全域で緊張が一段と高まっている。
13日(現地時間)米ニューヨーク・タイムズによると、米中央軍はイランの港に向かうか、イランの港から出る各国の商船の通航を全面的に遮断し始めたという。米軍は駆逐艦のレーダーと偵察ドローンを使ってイラン沿岸を24時間監視し、監視対象となる船舶を特定して追跡する方針だ。
作戦の核心は強制乗船にある。米海軍の駆逐艦が不審船を停止させた後、無線で目的地や積み荷の内容を尋問し、乗船検査を拒否した場合は直ちに武力を行使するという。波が高い場合や夜間など、船を停止させるのが難しい危険な状況では、ヘリコプターを投入し「ファストロープ」方式で特殊部隊員を甲板に降下させて船を制圧する案が有力に検討されている。
米国がこのように、一国の海上交通を全面的に封じようとするのは、1962年に米国のジョン・F・ケネディ元大統領がソ連の核ミサイル搬入を阻止するために実施した海上隔離措置以来、64年ぶりだ。国際法の専門家らは、海上封鎖は事実上の宣戦布告であり、戦争行為に当たると指摘している。
米軍は1991年の湾岸戦争後、イラクによる石油の密輸出を阻止するため乗船検査を実施した経験があるが、当時は大半の船舶が協力的だったのに対し、今回はイランやその友好国による強い抵抗が予想される。すでに米中央軍は今回の封鎖措置が国籍を問わずすべての船舶に一律に適用されることを明言にしている。
トランプ大統領の封鎖決定により、ホルムズ海峡はいつ銃声が響いてもおかしくない一触即発の火薬庫となった。作戦に投入された米軍の駆逐艦と、これを阻止しようとするイラン側の武力対応が衝突すれば、事態は制御不能な全面戦争へと発展する危険性が高いとの見方が伝えられている。
















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