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トランプ氏の対イラン侮辱発言、終戦交渉の障害浮上

有馬侑之介 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

米国のドナルド・トランプ大統領が絶え間なくイランの指導者を侮辱する発言を続けていることが、終戦交渉の最大の障害になっていると米ポリティコが6日(現地時間)に報じた。専門家や一部の米当局者は、トランプ大統領がイランのイスラム指導部が米国の要求に同意した場合でも、一定の勝利を主張できる余地を与える意思があるのか懸念している。また、米国とアラブ諸国の前職・現職の当局者たちは、恨みを忘れず報復しようとし、相手を嘲笑し、常に自分が勝つと主張するトランプ大統領の行動が、外交による戦争終結の障害になると指摘している。

湾岸諸国のある高官は「トランプ大統領は戦争終結を切望している。しかしイラン側は今まで彼が体面を保って退くために必要なものを与えていない。そしてトランプ大統領もイラン側も互いに体面を保つ必要があることを理解していない」と指摘した。他の専門家たちは、イラン人にとって特に文化的、国内の政治的理由から体面を保つことが極めて重要だと強調している。

イランとの交渉経験がある西側の前高官は「イランの目にはトランプ大統領の粗野な発言が米国の品位を落とし、退廃的で非道徳的な敵と戦う自分たちの誇りを確認させている」と強調した。駐サウジアラビア米国大使を務めたマイケル・ラトニー氏は、イランとの交渉中はトランプ大統領が何も発言しないことが最善だとした上で、「SNS投稿も、公開発言も、脅しも、称賛もなく、ただ交渉の担当者たちに交渉させておくべきだ」と述べた。

しかし、トランプ大統領が静かにしている可能性は低い。ここ数週間、トランプ大統領はイラン当局者を「精神異常者たち」と呼び、イランの「すべての文明」を終わらせると脅迫してきた。米国が戦争ですでにイランを打ち負かしたという主張も繰り返している。イラン側も侮辱で応じている。イランはトランプ大統領を嘲笑するレゴ動画からSNSでの挑発的な投稿まで、あらゆる手段を用いて反撃している。

トランプ大統領は米国のバラク・オバマ元大統領が2015年、イランと結んだイラン核合意よりも良いものだけを受け入れると述べてきた。一方、イランはトランプ大統領をほとんど信頼していない。イラン当局者たちはオバマ前政権時代の合意から脱退したトランプ大統領の政権1期目の決定に裏切られたと感じている。外交交渉を行いながら軍事攻撃を実行するトランプ大統領の政権2期目の行動にも怒りを覚えている。

米国とイランの両国が終戦交渉を通じて戦争の勝利を宣言し、抜け出したいと考えるのは当然のことだ。したがって、双方が相手も勝利したと主張することを受け入れられるかどうかが交渉の成否を左右する。2015年の核合意は、イランが自国と米国の両方が成功を主張しながら退く方式の合意に同意できることを示した。これとは対照的に、トランプ大統領はイランの「無条件降伏」を主張してきた。

しかし、トランプ大統領が会談でイランを屈服させたと主張することに固執すれば、イラン側としては体制に対する不安が高まる可能性がある。イラン専門家のネイト・スワンソン氏は「イランがいかに大きな圧力を受けても屈服したことはなく、今後もそうだろう」と述べた。また、イラン文化では体面を保つことが特に重視される。イスラム主義体制を嫌うイラン人でさえ、1953年のクーデターで君主制を強化した米中央情報局(CIA)の介入に憤慨している。

一部では、トランプ大統領の言動について、異例なほど弱体化したイランにさらなる譲歩を迫るために必要な戦術だとの見方も出ている。彼らは数年間トランプ大統領を観察してきたイランが、トランプ大統領の公開発言よりも米国交渉団の代表が非公開で話す内容を重視するだろうと指摘している。

トランプ大統領には実際に敵対者を攻撃しながら持ち上げる方向に転換した前例がある。トランプ大統領は北朝鮮の金正恩総書記を「小さなロケットマン」と嘲笑していたが、一転して2人が「恋に落ちた」と言うように急変した。しかし、トランプ大統領は金総書記と何度も会談したにもかかわらず、北朝鮮の核武装を阻止できなかった。これにより、一部ではイランが北朝鮮を見習って米国とどんな合意をしても核開発を放棄しない可能性があると懸念している。

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