
スイスの時計ブランド「Swatch」が、高級時計ブランド「オーデマ・ピゲ」とコラボした限定モデルを発売し、世界各地の店舗では開店前から長い行列ができた。一部店舗では客同士のトラブルまで起き、安全上の懸念から発売イベントが中止される事態となった。
ガーディアンなど海外メディアの17日(現地時間)の報道によると、Swatchは16日、イギリス、フランス、イタリア、オランダ、アメリカ、アラブ首長国連邦(UAE)など複数の国で予定されていたオーデマ・ピゲの限定モデルの発売イベントを中止し、一部店舗を臨時休業にすると発表した。
Swatchは前日、オーデマ・ピゲとのコラボモデル「ロイヤル・ポップ」を発売した。通常300万円台の高級時計で知られるオーデマ・ピゲのモデルが、今回のコラボではわずか400ドル(約6万3,600円)で販売されると伝わり、世界中から人々が殺到し、安全面での懸念が一気に高まった。一部店舗では発売日の5日前から並び始める人も現れた。

実際、一部店舗ではもみ合いが発生し、警察や警察犬まで出動する事態となった。イタリアのミラノやオランダのハーグなど複数の店舗で騒動が起き、フランスのパリのSwatch店舗前では約300人が押し寄せ、催涙ガスが使用される事態となった。イギリスのマンチェスターとリヴァプールの店舗では販売を中止し、2日間の臨時休業措置が取られた。
この人気を受け、オンライン転売市場は即座に過熱した。発売直後からオンラインオークションサイトなどではプレミア価格がつき、定価の約10倍となる4000ドル(約63万6,400円)前後で取引が行われている。
13日からニューヨークのタイムズスクエア店前に並び、時計の購入に成功したある客は、ガーディアンに対し、「本当にカオスな状態だった。でも何とか入れた」と述べ、「定価は約400ドル(約6万3,600円)だったが、さっき4000ドル(約63万6,400円)で売った」と語った。
転売価格2400ドル(約38万1,800円)で時計を購入した別の客は、「定価より2000ドル(約31万8,200円)ほど高いが、それでもオーデマ・ピゲの時計を2000ドル(約31万8,200円)台で手に入れられるなら『得した』ようなものだ」と述べ、「高くても、直接店舗へ行って買うより、プレミア価格でも買った方が良い」と語った。
Swatchは「顧客と従業員双方の安全確保のため、商品購入を目的とした過度な来店は控えてほしい」と呼びかけ、「ロイヤル・ポップコレクションは今後数か月にわたり販売される予定だ」と明らかにした。また、一部店舗では待機人数が50人を超える場合、一時的に販売を中断する方針も発表された。













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