
米国のドナルド・トランプ大統領が、自身に反旗を翻した米共和党の代表的な若手議員を中間選挙の党内予備選で落選させることに成功した。対イラン戦争の影響などでトランプ大統領の支持率は大きく低下したが、共和党の掌握力は依然として維持されているとの分析だ。
19日(現地時間)、米ケンタッキー州下院第4選挙区で行われた共和党予備選で、現職のトーマス・マッシー下院議員の得票率は45.1%にとどまり、エド・ガルレイン候補(54.9%)に敗れた。これにより、8期目のマシー議員は11月の中間選挙で共和党候補として出馬できなくなった。
マッシー議員はこれまで対イラン戦争などに公然と反対し、トランプ大統領と対立してきた。そのためトランプ大統領は彼を「史上最悪の共和党下院議員」と非難し、今回の予備選ではガルレイン候補を支持した。17日、SNSの「トゥルース・ソーシャル」に投稿した文章では、「ケンタッキーの住民の皆さん、この敗者(マッシー議員)を政界から追い出せ」との挑発的な投稿をしたこともある。
今回の予備選はトランプ大統領の共和党掌握力を測るバロメーターとしての性格を持ち、米国全土で注目を集めた。米政治メディアのポリティコによると、マッシー議員の再選を阻止するための広告費支出が3,200万ドル(約50億8,800万円)に達し、下院議員予備選史上最大を記録したという。主に親イスラエル団体が、マッシー議員に反対する広告を行った。米国のピート・ヘグセス国防長官は、イランとの戦争中にもかかわらず、18日にケンタッキー州を訪れ、軍歴のあるガルレイン候補を支持するイベントに出席した。ガルレイン候補は米海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」出身だ。
トランプ大統領は16日、ルイジアナ州で行われた共和党連邦上院の予備選でも自身の党内の影響力を確認した。彼が「裏切り者」と烙印を押した再選のビル・キャシディ上院議員が現職にもかかわらず3位にとどまり、決選投票にも進出できずに落選した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「トランプ大統領の支持率は低下しているが、共和党の予備選有権者は依然として彼に対する忠誠心が強く、反対者を容認しない」と論評した。
















コメント0