
中国の漁船数百~数千隻が東シナ海で巨大な「壁」を形成する異例の動きを繰り返していると、各メディアが報じた。中国軍を補助する準軍事組織である海上民兵が台湾有事や尖閣諸島の紛争に備えて、いわゆる「グレーゾーン作戦」を訓練している可能性が指摘されている。
25日の朝日新聞によると、船舶自動識別装置(AIS)の信号と衛星映像などを分析した結果、中国の漁船は2024年10月以降、少なくとも4回以上東シナ海で大規模な隊列を形成したという。このうち2回は中国軍が台湾を囲む軍事訓練を実施する直前または直後と時期が重なった。
最初の動きは2024年10月19日頃に確認された。中国浙江省の東部海上で北緯30度を基準に東経123.5度線に沿って数百kmにわたる南北方向の縦隊列が形成された。約770隻の中国船舶が集結し、大部分が同じ位置で約24時間滞留し、大型の隊列を維持した。これは中国軍が同月、台湾を囲む軍事訓練を実施した直後だった。
最も多くの漁船が動員されたのは2025年12月25日頃だった。約2,000隻が南北約470kmにわたって2つの反転したL字型の隊列を作った。これも4日後に始まった中国軍の台湾を囲む軍事訓練と重なった。今年の1月には約1,400隻が南北約220kmにわたって隊列を形成し、3月にはこれより約100km北側の九州近海でも類似の動きが確認された。
同紙はこのような動きが単なる操業ではなく、グレーゾーン事態を想定した作戦訓練である可能性が高いと伝えた。中国海洋問題に詳しい九州大学の益尾知佐子教授は「台湾有事や尖閣諸島紛争の際に海上民兵が先鋒に立つ可能性が高い」とし、「国際法上の曖昧さのために日本と台湾の初期対応が遅れる可能性がある」と述べた。














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