「キーウの空が地獄になった」ミサイル90発・ドローン600機が襲来…プーチンの“核搭載可能ミサイル”が呼んだ悪夢

ロシアは核弾頭を搭載可能な極超音速弾道ミサイル「オレシュニク」でウクライナの首都キーウを攻撃するなど、今年最大規模の首都圏攻撃を行い、恐怖の雰囲気を醸成した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が大量使用時に核兵器に匹敵する結果をもたらすと豪語していたオレシュニク・ミサイルは、戦争勃発後、今回で3回目の使用となった。
事前にロシアの攻撃を警告していたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日、「ロシアはミサイル90発、ドローン(無人機)600機を発射し、特にビーラ・ツェールクヴァ地域にオレシュニク・ミサイルを撃ったのは正気の沙汰ではない」と激怒した。彼は「モスクワにあるあの老いた意地悪な人が『平和』という言葉を口にできるよう、米国や欧州などが決断を下すべきだ」とプーチン大統領を痛烈に批判した。
模擬弾頭を搭載したオレシュニク・ミサイルが使用された今回の攻撃で、少なくとも4人が死亡し、100人以上が負傷した。ロシアはハシバミの実が鈴なりになった姿になぞらえ、ハシバミの木という意味の名前を最大36発の核弾頭を搭載可能なオレシュニク・ミサイルに付けており、これを大学の学生寮への攻撃に対する報復として発射した。
オレシュニク・ミサイルは2024年11月、ウクライナ東部のドニプロを攻撃する際に初めて使用され、1月にはポーランド国境近くのリヴィウ攻撃でも発射された。プーチン大統領は22日、ルハーンシクにあるスタロビルスク大学の学生寮がウクライナのドローン攻撃を受け学生18人が死亡したことを「テロ」と主張した。ウクライナは学生寮ではなく、ドローン技術を研究するルビコン部隊を攻撃したと反論した。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は「オレシュニク・ミサイルの使用は、ロシアの侵略戦争が無謀にエスカレートしていることを示す信号だ」と非難した。欧州連合(EU)の外相に当たるカヤ・カラス外交安全保障上級代表は「核弾頭搭載用に設計されたオレシュニク・ミサイルの使用は、政治的な恐怖を煽る戦術であり、無謀な核の脅威行為だ」と厳しく批判した。
今月に入り両国は首都を標的とした報復攻撃を続けており、米国がイラン戦争の交渉に執着する中、終戦の議論も進展がない状況だ。イラン戦争でホルムズ海峡が封鎖されると、米国に続いて英国もロシア産原油の制裁を一時的に緩和したが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国が防衛予算の0.25%をウクライナに支援する案は否決された。















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