米軍がイラン南部攻撃…米「機雷敷設や航空脅威を確認」

米中央軍は25日(現地時間)、米軍が自衛権の行使としてイラン南部の港湾都市バンダルアバス周辺を攻撃したと発表した。ホルムズ海峡近くに位置するバンダルアバスにはイラン海軍の主要基地がある。
米中央軍のティム・ホーキンス報道官は同日の声明で「米軍は本日、イラン南部で自衛的措置として攻撃を実施した」と明らかにし「イラン軍がもたらす脅威から米軍部隊を守るための対応だ」と説明した。標的にはミサイル発射施設のほか、機雷敷設を試みていたイラン船舶が含まれていたとしている。
また「現在も停戦が継続する中、米中央軍は抑制を維持しながら部隊防衛の任務を遂行している」と強調した。
米フォックス・ニュースが米政府高官の話として報じたところによると、イラン革命防衛隊(IRGC)所属とみられる船舶2隻がホルムズ海峡で機雷を敷設する様子が確認されたほか、バンダルアバスにあるイランの地対空ミサイル基地が米軍戦闘機への攻撃を試みたという。
米軍はこの2隻を破壊するとともに、バンダルアバスのミサイル基地も攻撃した。
フォックス・ニュースによると、25日にはバンダルアバスに加え、ホルムズ海峡沿岸のシリク、ジャスクでも爆発音が確認されたという。
米政府高官はフォックス・ニュースに対し「米軍による空爆は一旦終了した」と述べた。
別の米政府高官は今回の攻撃について「防御的な措置だった」と説明した。別の消息筋2人もフォックス・ニュースに対し、今回の空爆はイランとの停戦破棄を意味するものではないとの認識を示した。
CNNは米当局者の話として、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書(MOU)の締結を進めているものの、イラン核開発計画に関する文言や対イラン制裁解除の条件を巡る隔たりから、最終合意が遅れていると報じた。
ドナルド・トランプ米大統領は25日、SNSトゥルース・ソーシャルに「イランとの交渉は順調に進んでいる」と投稿し「それは皆にとって素晴らしい合意となるか、あるいは合意に至らないかのどちらかだ」と述べた。
そのうえで「もし合意に至らなければ、戦線に戻り、これまで以上に大規模で激しい戦闘が再開されるだろう。誰もそれを望んでいない」と警告した。
米国とイランは停戦期間中にも交戦した前例があるとCNNは伝えた。当時、双方は相手側に責任があると非難したものの、停戦そのものは維持された。
CNNなどによると、米軍は今月7日午後、ケシュム島やバンダルアバス、シリクなどホルムズ海峡周辺のイラン軍施設を攻撃したという。これに対しイラン軍はホルムズ海峡東部やチャバハル港南方で米艦船を攻撃した。
米国はイラン軍がホルムズ海峡を航行中の米駆逐艦に対し、複数のミサイルや無人機、小型船を投入して先に攻撃を仕掛けたため、自衛措置として軍事施設に限定した反撃を行ったと主張している。
一方、イラン側は米軍がイランのジャスク港沖およびアラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ港付近でイランのタンカー2隻を攻撃し、停戦合意を破ったうえで民間地域を先に攻撃したため、米艦船への攻撃に踏み切ったとしている。
トランプ大統領は当時、ABCニュースとの電話取材で一連の交戦について「軽い接触にすぎない」とし「停戦は継続しており、有効だ」と強調していた。また、ホルムズ海峡周辺でイランの挑発に対応するため、米軍に軍事行動の権限を付与していた。
イランのメヘル通信は25日夜、バンダルアバスで複数回の爆発音が確認されたと地元消息筋の話として伝えた。
メヘル通信は「住民からバンダルアバスで複数の爆発音を聞いたとの通報が寄せられている」とし「現時点で爆発の詳細は明らかになっておらず、公式機関も原因について見解を示していない」と伝えた。
















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