
人工知能(AI)ブームに乗ってニューヨーク株式市場が高騰を続ける中、「バフェット指数」が過去最高を更新し、米国株式市場の深刻な割高感に警鐘を鳴らしている。
株式市場が実体経済の2倍超に…1970年以降で初
10日(現地時間)のYahoo!ファイナンスによると、「バフェット指数(Buffett Indicator)」は最近、232.5%に達し、過去最高水準を記録した。金融分析プラットフォームGuruFocusの集計結果によれば、この指標は3月30日(現地時間)の底値から13%急騰し、1970年にデータ集計を開始して以来、最高値を記録した。
バフェット指数は、米国の株式市場全体の時価総額(ウィルシャー5,000指数)を年間の名目国内総生産(GDP)で割った値である。株式市場の規模が実体経済に比べてどれだけ膨らんでいるかを測る、代表的な指標として知られている。
バフェット指数が100%であれば株価の水準がGDPと同等であることを意味し、200%を超えると通常は割高のサインと解釈される。この指標は2001年に、ウォーレン・バフェット氏がフォーチュン誌への寄稿を通じて紹介したことで、投資家の間に広まった。
当時バフェット氏は「この指標にも限界はあるが、特定の時点における市場の割高・割安の度合いを示す単一の指標としては最も優れているかもしれない」と述べた。
現在、バフェット指数は「深刻な割高」の領域に入っている。Yahoo!ファイナンスは、現在の水準が維持される場合、今後1年間で米国株式市場がマイナスのリターンを記録する可能性があるとの分析も紹介した。
バフェット氏もAIに投資…それでも市場過熱への警鐘は続く
一方で、バフェット氏自身もAI産業の成長性に投資しているという点は、注目すべきところである。バフェット氏が率いる米国の著名な投資・保険会社であるバークシャー・ハサウェイはアップル株を大量に保有しており、最近ではグーグルの親会社であるアルファベットへの投資比率も引き上げた。バフェット氏の後継者としてバークシャー・ハサウェイを率いるグレッグ・アベル氏も、アルファベットのAIインフラ拡大を支援するため、100億ドル(約1兆6,000億円)規模の投資計画を進めていると伝えられている。
それにもかかわらず、市場過熱に対する警戒感は依然として根強く残っている。Yahoo!ファイナンスは、ゴールドマン・サックスの株式ストラテジストであるベン・スナイダー氏の報告書を引用し、企業価値対売上高比率(EV/Sales)が高い米国企業の取引活動が、数十年ぶりの最高水準に達したと報じた。2000年のドットコムバブル期を除けば過去最高水準だ。
スナイダー氏は「最近の株式市場の上昇相場はスピードが速すぎて、投資家の不安をあおっている」と語り、「強気相場がいつまで続くのかという疑問が高まり、市場のピークが近いかどうかを示すシグナルを探そうとする動きも活発になっている」と説明した。













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