
テスラの運転支援システム「オートパイロット」を作動させていた車両が住宅に突っ込み、屋内にいた76歳の女性の死亡が確認されている。
21日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)などによると、米テキサス州ハリス郡保安官事務所は、テスラ「モデル3」の運転者マイケル・バトラーが、運転支援システム「オートパイロット」を作動させたまま走行中に車線を逸脱し、近隣のレンガ造りの住宅へ突っ込んだと明らかにした。事故は、ヒューストンの西約48キロに位置するケイティー地区で発生した。
車両が車庫前の進入路を通り抜け、瞬く間に室内へ突入する様子は、玄関に設置された防犯カメラの映像に記録されている。当時、リビングにいたマーサ・アビラさん(76)は車にはねられ、医療用ヘリコプターで搬送されたが、その後死亡した。警察は、バトラーから飲酒や薬物使用の兆候は確認されず、捜査にも積極的に協力していると説明している。警察関係者は「事故直前に車両がなぜ速度を制御できなかったのか、詳細な分析を進めている」と述べた。
今回の事故を受け、「オートパイロット」の安全性を巡る議論が再燃する可能性がある。テスラは運転者に対し、常にステアリングホイールを握るよう求めているが、関連する死亡事故は後を絶たない。米連邦当局は2023年、オートパイロットの欠陥を理由に、テスラ車約200万台のリコールを命じた。2024年には、関連する死亡事故を巡る訴訟で、テスラと遺族の間で和解が成立している。テスラ側は、今回の事故とソフトウェアの欠陥の有無に関する海外メディアからの取材要請に回答していない。














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