「長期的な検証体制の構築」を主張…イランは公式確認せず

ドナルド・トランプ米大統領は、イランが事実上無期限に近い形で最高レベルの核査察を受け入れることになったと主張した。前日に発表された国際原子力機関(IAEA)による査察再開にとどまらず、長期的な核検証体制が構築される可能性があるとの見方も出ており、今後の米・イラン交渉における主要な争点として浮上している。
AP通信によると、トランプ大統領は23日(現地時間)、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「イランが今後長期間にわたり核活動の透明性を確保するため、大規模な査察に同意することは誰もが承知している」と明かした。その上で、「イランは最高レベルの査察を全面的に受け入れることになる」と述べ、今後の核検証体制の実効性に強い自信を示した。
これは前日にJ・D・ヴァンス米副大統領が明らかにした「国際原子力機関(IAEA)による査察再開」よりも踏み込んだ発言と受け止められている。
ヴァンス氏は当時、スイスのビュルゲンシュトックで行われた米・イラン協議後の記者会見で、「イランがIAEA査察団の受け入れに同意した」と述べ、核開発計画の検証に向けた協議を週内にも開始できるとの見通しを示していた。
この日、トランプ大統領は、単なる査察再開にとどまらず、長期にわたって厳格な核検証体制が構築されることを強調した。これを受け、イランに対する核査察には、核施設へのアクセス拡大や濃縮ウラン保有状況の確認、長期的な監視体制の整備などが含まれるとの見方が出ている。
ただ、イラン側は米国の説明を公式には認めていない。イラン外務省のエスマーイール・バガーイー報道官はこの日の記者会見で、新たな核査察に関する合意が成立したとの主張を否定したうえで、米国とイスラエルによる攻撃を受けた核施設への査察団の立ち入りをめぐる問題については、なお協議が続いていると明らかにした。














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