ウクライナのゼレンスキー大統領「ロシアがモスクワとクリミア大橋の防衛を強化、防空システムを再配置」

ウクライナが長距離攻撃を強化するなか、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、ロシア軍がモスクワとクリミア半島のケルチ大橋(クリミア大橋)の防衛に向け、防空システムを再配置していると明らかにした。
キーウ・インディペンデント(KI)によると、ゼレンスキー大統領はこの日、ウクライナ国防省情報総局(HUR)のオレフ・イワシチェンコ局長との会議後、「ロシアは自国本土とウクライナ占領地域の防空網を弱体化させてまで、モスクワとクリミア大橋の防衛能力を強化している」と述べた。
ウクライナ軍はこの1週間で2度にわたりロシアの首都モスクワを攻撃し、石油精製施設に打撃を与えた。また、「物流封鎖」計画の一環として、クリミア半島への空襲も強化している。
ケルチ大橋は、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ重要な補給路だ。ウクライナ軍は2022年10月と2023年7月にもこの橋を攻撃し、大きな被害を与えた。
ロシアは戦略的かつ象徴的な重要性からケルチ大橋の運用を維持してきた。しかし、最近はウクライナ軍による相次ぐ攻撃を受け、補給や燃料輸送に支障が生じている。
同大統領は最近、「サンクトペテルブルク近郊にあるロシア・バルト艦隊の弾薬庫で、6万トンを超える弾薬を破壊した」と明らかにした。さらに、無線電子機器や主要な軍事部品を生産する防衛産業施設にも打撃を与えたと説明したが、具体的な施設名や攻撃時期については公表しなかった。
さらに、「ロシアのミサイル生産動向や戦略空軍の運用状況に関する情報分析を終えた」と述べ、今後の作戦を示唆した。そのうえで、「ロシアが戦争を長期化させ、ウクライナへの攻撃を続けていることに対し、正当な措置を講じる準備を進めている」と語った。
一方、ロシア軍もウクライナの主要都市への攻撃戦術を変えつつある。大量の弾道ミサイルを同時に発射し、防空網を飽和させる戦術を採用しているという。
KIは、この戦術が弾道ミサイル迎撃能力に限りがあるウクライナ軍にとって大きな負担となっていると伝えた。















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