米国で2025年、1日平均1,200人を超える人が新たにミリオネアとなったことが分かった。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、スイス金融大手UBSが発表した「グローバル・ウェルス・レポート2025」で、米国では2025年に44万人以上が純資産100万ドル(約1億6,300万円)以上のミリオネアに加わったという。これは1日平均1,200人超のペースで、世界で新たに増えたミリオネアのほぼ半数を米国が占めたことになる。
報告書によると、世界のミリオネア数は2025年に過去最高となった。米国のミリオネアは2,360万人を超えており、国別では世界最多となっている。
特に増加が目立ったのは、純資産5,000万〜1億ドル(約81億2,700万〜162億5,400万円)を保有する層だった。この層は過去5年間で7.3%増加した。
UBSは報告書で、米国の資産増加は金融市場の上昇による影響が大きかったと分析している。不動産価値も資産の算定に含まれるが、米国では、株式や債券などの金融資産が総資産の79%を占めており、世界でも特に高い比率を示した。株式市場などの好調が、富裕層の資産増を押し上げた形だ。
ただ、資産の増加はすべての層に均等に広がったわけではない。インフレ調整後で見ると、2020年から2025年までに米国の成人1人当たりの平均資産は約10%増えた一方、中央値の資産は約20%減少した。
WSJは、米国の高額資産家が株高ラリーの恩恵を大きく受けた一方で、資産形成を賃金に頼る層は高インフレと伸び悩む賃金の影響を受け、相対的に厳しい状況に置かれたと分析している。
国別のミリオネア数は、米国が2,360万人で最も多かった。次いで中国が530万人、日本が290万人、ドイツが260万人、英国とフランスがそれぞれ240万人、オーストラリアが160万人、韓国とオランダがそれぞれ130万人、イタリアが120万人となった。













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