
4年を超えたロシアとウクライナの戦争は、史上最悪の人命被害をもたらす消耗戦になっている。戦略国際問題研究所(CSIS)は1日、開戦以来6月まで両国の死傷者数が200万人を超えたという研究報告書を発表した。戦争を引き起こしたロシア軍の被害がはるかに大きいと集計された。CSISによると、2022年2月の開戦以来、今年6月までのロシア軍の死傷者数は計140万人で、このうち死亡者は40万~45万人と推定されたという。この数値は第二次世界大戦以降、すべての戦争で死亡した米軍兵士の総数の4倍以上に当たる。
これに対しウクライナ軍は同じ期間に計52万5,000人~62万5,000人の死傷者と、このうち12万5,000人~15万人の死亡者が発生したことが明らかになった。CSISは「ロシアの死亡者数は衝撃的だ」とし、「第二次世界大戦以降、すべての戦争で発生した旧ソ連とロシアの死亡者数の合計と比べても9倍以上に上る」と述べた。

両国間の人命被害の傾向も明確に対比される。4年間の戦争期間中、ロシアとウクライナの死傷者比率は平均2対1か3対1だったが、今年上半期に入るとこの比率はほぼ8対1に急上昇した。これについてCSISは「ロシアの消耗戦戦略や劣悪な戦術と訓練、低い士気など複合的な原因がロシア軍の死傷者を増やしている」とし、「特に2026年初頭のスターリンク接続制限とウクライナのドローン(無人機)使用が戦場で効果を発揮している」と分析した。
このような人命被害の状況はロシアの領土拡張を数年ぶりに初めて挫折させ、戦争の転換点になっている。ロシアは開戦以来、ウクライナ領土の約12%である7万5,000㎢を占領しており、クリミア半島などそれ以前を含めると約20%を掌握している。しかし、今年4~5月の2か月間、ロシア軍は占領した面積より失った面積が大きく、約400㎢の領土を失った。これは莫大な人的被害と物量を投じながら攻勢を維持してきたロシアの領土拡張能力が限界に達しつつあることを示しているとの見方が出ている。
CSISは「膨大な損失にもかかわらずロシアは戦争を続けており、これは全てロシアのウラジーミル・プーチン大統領の判断にかかっている」とし、「彼が多大な犠牲を受け入れる限り、ロシアは豊富な人的資源と戦時経済を引き続き活用できるだろう」と見込んだ。














コメント1
磯爺
この国はロシア革命から現在まで一体どれだけの国民を犠牲にしてきたのか?正義も大儀もなく意味の無い覇権主義の先に待っているのは歴史が答えを出している。全く学習能力の皆無な民族だ。