ジーン・キャロル氏の勝訴維持…トランプ氏は「でっち上げ事件」と反発

アメリカ合衆国連邦最高裁判所がドナルド・トランプ大統領の上告を受け入れず、作家E・ジーン・キャロル氏に約500万ドル(約8億1,200万円)の賠償を命じた下級審の判決が最終的に確定した。これにより2023年にニューヨークの陪審員が下した性的虐待および名誉毀損の責任を認める評決が維持された。
ロイター通信によると、米連邦最高裁は29日、トランプ大統領による上告を受理しない決定を下した。最高裁は判断の理由を説明せず、反対意見も公表されなかった。その結果、ニューヨーク連邦地裁の500万ドル賠償判決が維持された。
この訴訟は、元コラムニストのキャロル氏が1990年代半ばにニューヨークの百貨店の試着室でトランプ氏から性的暴行を受けたと主張して起こした民事訴訟だ。陪審団はレイプの責任は認めなかったが、性的虐待、いわゆるわいせつ行為と、その後のトランプ大統領の発言に伴う名誉毀損の責任を認め、500万ドルの賠償を命じた。
トランプ氏は裁判過程で他の女性たちの証言といわゆる「アクセス・ハリウッド」の録音が証拠として採用されたのは不当だとして控訴したが、控訴裁に続き連邦最高裁もこれを受け入れなかった。
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルを通じて「でっち上げ事件」として判決を批判し、キャロル側の弁護士ロバータ・キャプラン氏は「陪審の判断が最終的に認められた」と評価した。なお、トランプ氏はキャロル氏をめぐる別の名誉毀損事件でも8330万ドル(約135億3,700万円)の賠償判決を受けており、同事件は別途、上級審の手続きが進行中だ。














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