
米国の建国250周年記念事業を後援しようとしていた寄付者らが米国のドナルド・トランプ大統領側と関連した別の団体にお金を送るよう誘導されたという米下院・民主党側の調査結果が出た。調査チームは金融詐欺の可能性まで提起したが、当該団体は「党派的攻撃」として疑惑を全面否定した。
2日(現地時間)のAP通信などによると、米下院天然資源委員会の民主党調査チームはこの日、55ページにわたる中間報告書「From Vanity to Insanity」を公開したという。報告書は米建国250周年記念事業を率いる「アメリカ250」に寄付しようとしていた一部の後援者が実際には「フリーダム250」の銀行口座情報を受け取ったと主張した。
アメリカ250は米議会が超党派で設立した米国250周年記念委員会の非営利組織だ。一方、フリーダム250は米トランプ政権発足後に設立された別の団体で、ホワイトハウスが主導する記念行事を担当している。
調査チームは内部文書と関係者の証言などを基に、トランプ大統領側と関連した募金関係者が企業後援者にアメリカ250の支援を撤回し、フリーダム250に寄付先を変更するよう圧力をかけたと明らかにした。一部の寄付者はアメリカ250を後援するつもりだったが、フリーダム250が管理する口座に送金するよう案内されたという。報告書はこのような主張が事実なら通信網を利用した金融詐欺に該当する可能性があると指摘した。
募金の過程には、トランプ大統領の2024年大統領選キャンペーンで財務責任者を務めたメレディス・オルーク氏と、同氏の会社が関与していたことが調査で明らかになった。オルーク氏側はAP通信のコメント要請に応じなかった。調査チームは、フリーダム250が既存の寄付者情報と行事参加者の個人情報を政治的に活用できるデータベース構築にも利用しようとしたと主張した。ただし、報告書が提起した疑惑はまだ捜査機関や裁判所の判断を受けていない。
フリーダム250は調査結果を強く否定した。フリーダム250のダニエル・アルバレス報道官は、報告書の内容が「明らかに虚偽」であり、「党派的誹謗」と規定し、寄付者を欺いたりアメリカ250の代わりに自社の口座情報を提供したりしたという主張は事実ではないと反論した。同氏は「フリーダム250は歴史的な瞬間に米国民を一つにまとめ、皆が誇りに思える行事を提供することに専念している」と述べた。ホワイトハウスは関連質問をフリーダム250側に回した。
民主党の調査チームは今回の疑惑が米建国250周年記念事業を巡るより大きな問題の一部だと主張した。トランプ政権が超党派的な記念事業を押しのけ、ホワイトハウスでの総合格闘技大会やナショナル・モールの博覧会、トランプ大統領の演説など政治色の強い行事に予算と民間寄付金を集中させたという。
フリーダム250は6月、トランプ大統領の80歳の誕生日に合わせてホワイトハウスの芝生でUFC(米総合格闘技団体)大会を開催し、4日の独立記念日にはトランプ大統領の演説と大規模な花火を行う予定だ。報告書を公開した民主党のジャレッド・ハフマン議員は「全米国民が共にすべき記念行事をトランプ大統領が自分と側近らのための事業に変えた」と批判した。ただし今回の文書は米共和党が多数を占める米下院天然資源委員会全体の公式結論ではなく、民主党所属の議員と調査チームが作成した報告書だ。














コメント0