
ドナルド・トランプ米大統領が民主党内の一部勢力に対する「共産主義」批判を繰り返す中、米民主党所属のイリノイ州のJBプリツカー知事は、トランプ大統領について「認知症を患っている」と発言し双方の応酬が続いている。
これに先立ち、トランプ大統領は社会主義について、第一次世界大戦や第二次世界大戦、2001年の米同時多発テロを含め、米国建国以来「最大の脅威」だと位置付けていた。
トランプ大統領は最近、ワシントンで開かれた保守系キリスト教団体「信仰と自由連合」のイベントで「民主党は共産党になりつつある」と述べ「彼らは無神論者の共産主義者だ。米国の250年の歴史の中で最大の脅威だ」と主張した。
これに対し、プリツカー知事は1日(現地時間)、CNNの番組で「彼(トランプ大統領)は認知症の症状を見せ続けている」とし「自分が何を話しているのか十分に理解していないようだ」と語った。
また、トランプ大統領の公開活動が減っていることにも触れ「私は医師ではなく、診断を下したこともない」と前置きしつつ「彼(トランプ大統領)が言葉や文章を組み立てる方法や、考えを整理する様子を一度見てほしい。同じ文章の中でも話の筋が食い違っている」と指摘した。
これに対し、ホワイトハウスはフォックス・ニュースに送った声明で「プリツカー知事の発言は自身の存在感を示そうとする必死の試みにすぎない」と一蹴した。
ホワイトハウス報道官は「JBプリツカー氏は無能な知事であり、注目を集めるために露骨な虚偽の主張を広めている」と批判し「嘘をつくよりも、混乱した州を立て直し、本来の職務に専念すべきだ」と非難した。
こうした中、来年の中間選挙を前に、民主党内では民主社会主義を掲げる候補者の躍進が目立っている。最近行われたコロラド州の民主党下院議員候補を決める予備選では20代の政治新人メラット・キロス氏(29)が30年間議員を務める現職議員を破って勝利した。キロス候補は勢いを増している急進左派組織・アメリカ民主社会主義者(DSA)系の候補として知られている。

キロス候補は今回の予備選で15選を果たしている現職のダイアナ・デゲット下院議員を破った。
民主社会主義勢力を率いるバーニー・サンダース上院議員(民主党・バーモント州)はキロス候補について「議会に必要な大胆なリーダーだ」と支持を表明した。
民主社会主義勢力はこれまで民主党内では少数派だったが、ニューヨーク市長となったゾーラン・マムダニ氏をはじめ、各地の選挙で予想を上回る勝利を重ね、存在感を高めている。
トランプ大統領は民主社会主義系の候補者が民主党予備選で相次いで好成績を収めていることに警戒感を示している。
トランプ大統領は「何でも与えると約束すれば、当選するのは簡単だ」と述べ「彼ら(民主社会主義者)は実現できない公約を掲げるため、支持を集めやすい」と批判した。














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