
世界的ポップスターのテイラー・スウィフト(36)とアメリカンフットボール選手のトラビス・ケルシー(36)が、来る3日(現地時間)ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで世紀の結婚式を挙げる中、ニューヨーク市警察(NYPD)内部で不満の声が噴出している。
1日、ニューヨーク・ポストは「ニューヨーク市の警官数百人が、マディソン・スクエア・ガーデンで2日間行われるテイラー・スウィフトとトラビス・ケルシーの結婚関連イベントの警備に大規模に配置される予定」と報じた。元ニューヨーク市警の幹部は、今回のイベントの規模がニューヨーク市基準で「大統領訪問」に匹敵するレベルになると予測した。
スウィフトは2日夕方、マディソン・スクエア・ガーデン内のインフォシス・シアターにゲスト約100人を招待し、リハーサルディナーを行う予定だ。本式当日の3日には、親族や親しい友人ら約1,000人が参加する大規模なパーティーが開かれる。招待客は午後早い時間から到着し始め、イベントは翌日の午前2時頃まで続く見込みだ。

元ニューヨーク市警察長官のロドニー・ハリソン氏は「今回のイベントは大統領選挙関連の行事に匹敵する規模だ」とし、「道路を閉鎖し、主要幹線道路を確保しなければならない」と述べた。さらに「有名人が多数参加するため、警察がドローンを投入し、競技場周辺にバリケードを設置する可能性もある」と付け加えた。内部メモによれば、競技場周辺の道路は全面通行止めとなり、VIP出入口はウェスト31番街とウェスト33番街に設けられるという。
問題となっているのは、今回の警備体制が、FIFA World CupやNew York Knicksの優勝、アメリカ独立250周年記念行事などへの対応で、すでにNYPDの人員が極めて逼迫している状況の中で実施される点だ。
これに先立ち、ニューヨーク市警察局長のジェシカ・ティッシュニューヨーク氏は市議会で「この夏は大型イベントが相次ぐため、警察官の超過勤務手当や追加装備費だけで9,200万ドル(約148億6,500万円)が支出されると予想される」と明らかにした。ただし、この推定値にスウィフトの結婚式費用が含まれているかどうかは不明だ。
費用負担の主体を巡っても議論が起きている。芸能メディアTMZは「結婚式に投入される警察人件費だけでも最低16万ドル(約2,585万4,300円)に達する」とし、「この莫大な経費をニューヨークの納税者が負担するのか、それともテイラー側が直接支払うのか疑問だ」と指摘した。関係者によれば、ポップスターのテイラー・スウィフトが超過勤務手当の一部を負担する見込みだが、他の警官たちは通常通り勤務に就くという。
警察内部の疲労感は頂点に達している。刑事協会会長のスコット・モンロー氏は、今回のイベントが警察官の負担をさらに増やすと訴えた。彼は過去1ヶ月間に約5,000人の刑事がそれぞれ平均85時間の超過勤務をしたという点を指摘し、ニューヨーク・ポストとのインタビューで憤りを表明した。
「我々の警官たちは、この猛暑の中で昼夜を問わず働いている。ニューヨーク・ニックス決勝戦期間中には、首を絞められたり、噛みつかれたり、唾を吐きかけられるなどの攻撃を受けた。それなのに、今ニューヨークでこんな結婚式をしなければならないのか?」
彼は続けて「今は適切な時期ではない。職員が疲弊している」とし、「7月4日の独立記念日で様々な行事が重なっている状況で、なぜあえて金曜日の夜にこんなことをする必要があったのか疑問だ」と強く批判した。













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