
きちんと駐車していた車の上に、突然別の車両が落下する事故が韓国の蔚山で起きた。塀の上の空き地に停められていた車両が安全フェンスを突き破って下に落下し、ちょうどその下に駐車していた車両を直撃した。
幸い人的被害はなかったが、車両は原形をとどめないほど損壊した。高所にある駐車スペースの安全問題は韓国だけの問題ではない。日本でも過去に立体駐車場で車両がフェンスを突き破って道路に転落し、人的被害が発生した事例があり、今回の事故は日本にとっても他人事ではない事例と言える。

事故の経緯、空き地に駐車していた車両がフェンスを突き破り落下した
事故は2023年10月2日、韓国最大の自動車オンラインコミュニティ「ボベドリーム」への投稿で明らかになった。蔚山在住とみられる投稿者Aさんは、自身を被害者の娘だと紹介した。
投稿によると、Aさんの自宅前駐車場の上部にある空き地に駐車されていた車両が安全フェンスを突き破って下に落下し、あいにくその場所に駐車されていたAさんの母親の車両を直撃した。事故当時、Aさんの母親は車内にいなかったという。

被害車両は悲惨な状態に、加害者からの謝罪もない
被害車両は13年が経過した車両だったが、走行距離は約4万kmと少なく、管理状態は良好だった。Aさんは「生きてきて初めてこんなことを経験する」とし、「状態が良かった車だったのでとても残念だ」と述べた。整備業者からは、車両下部まで歪んでおり修理は事実上困難だとの説明を受け、保険価額もAさん家族が期待していたよりも低く算定された。
Aさんは事故を起こした車両の運転者からまだ謝罪の言葉を聞いていないとし、「被害者だけが損をする感じ」と吐露した。そして「母が車内にいたら大変なことになるところだったし、逆に事故車両の運転者も大けがをしていたかもしれない状況だった」と説明した。

オンラインでの反応、安全問題が改めて注目される
事故のニュースが伝わると、オンラインコミュニティでは「車内に人がいなくて本当に良かった」「過ちを認めない人が多い」「被害者だけが被害を被る状況が残念だ」「謝罪の一言がそんなに難しいのか」といった反応が相次いだ。
今回の事故は人的被害なく終わったが、被害者家族は車両の損失と低い保険価額、加害者の不誠実な態度まで重なる負担を背負うことになった。高所の駐車スペースや傾斜した空き地に車を停める際はサイドブレーキとギアの状態を必ず確認し、老朽化したフェンスや防護壁がある施設は管理主体が安全点検を強化する必要があるとの指摘が出ている。些細に見える駐車習慣一つが、予想外の大事故につながりかねないことを、今回の事例は改めて示している。













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