引用:ソウル新聞
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フランスやドイツなど欧州主要国が、ウクライナとともに弾道ミサイル防衛能力を強化するための連合を創設することで合意する中、その中核となる兵器に関心が集まっている。

フランス大統領府(エリゼ宮)は13日(現地時間)、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデンなど8か国が、ウクライナとともに統合弾道ミサイル防衛連合を構築すると発表した。

9か国が合意した中核防衛兵器は、ウクライナが開発中の迎撃システム「フレイヤ」(FREYJA)だ。各国はフレイヤシステムの生産を加速させ、1年以内に実戦配備することを目指している。

フレイヤは、ロシアの弾道ミサイルとドローンの脅威に対抗するために開発された極めて低コストのミサイル迎撃システムだ。ウクライナの防衛企業ファイアポイントが開発を主導し、旧ソ連時代のS-300ミサイル技術を改良した機体に、ドイツのIRIS系列の赤外線画像シーカーを組み合わせた構成となっている。

引用:ソウル新聞
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特にフレイヤシステムの中核となる迎撃ミサイルはFP-7.xで、先月、地対空迎撃ミサイルの発射試験に成功した。

報道によると、FP-7.xは高度20~25キロメートルの終末段階で弾道ミサイルを迎撃でき、米国のパトリオットシステムと同程度の能力を持つ。一方、FP-7.xの1発当たりの製造費は、最新型パトリオット迎撃ミサイルPAC-3の5分の1に当たる約70万ドル(約1億1,400万円)とされる。

ただし、実戦での迎撃率を予断するのは難しい。フレイヤの中核ミサイルであるFP-7.xは、標的のごく近くまで接近し、近接信管を作動させて爆発破片で敵ミサイルを無力化する。この違いについて、専門家はパトリオットを狙撃手に例えるなら、フレイヤは物量で誤差を補うコストパフォーマンス重視の小銃手だと説明している。

引用:ソウル新聞
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欧州諸国がフレイヤプロジェクトに一斉に加わった理由の一つは、米国製パトリオットミサイルが著しく不足していることだ。PAC-3を製造する米ロッキード・マーティンの年間総生産量は約600発にすぎず、今から発注しても納入まで最低2年はかかる。ロシアの弾道ミサイルとドローンの脅威に直面する欧州諸国にとって、フレイヤを早ければ12か月以内に実戦配備できる点は大きな利点となる。

比較的低価格であることに加え、米国の政治的不確実性や、米国製兵器への依存から脱却したい欧州の意向も一致している。さらに、欧州各国には、自国の防衛企業の受注を確保し、今後さらに拡大する欧州の短・中距離迎撃弾市場で、米国に主導権を奪われる前に先手を打とうとする経済的な狙いもうかがえる。

ウクライナのヴォロディーミル・ゼレンスキー大統領は「世界の弾道ミサイルの脅威は今後さらに高まる」とした上で、「これはロシアとの戦争がもたらした主要な結果の一つであり、フレイヤプロジェクトは必ず実現しなければならない」と強調した。

梶原圭介
梶原圭介

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