「パトリオットもTHAADも抜けた」イランのミサイル1発…米軍基地を襲った“想定外の一撃”

17日(現地時間)、ヨルダンに駐留していた米兵2人が死亡した。防空網を突破したイランのミサイル1発が原因だったことが明らかになった。
マルコ・ルビオ米国務長官は19日、記者団との質疑で、米兵2人が死亡したことについて「ミサイル1発が突破した。ほぼすべてのミサイルを迎撃したが、1発が突破に成功した」と述べた。さらに「本当に胸が痛む。犠牲者の家族と魂のために祈る」と語った。
これに先立ち、イラン国営放送IRIBは「イランがヨルダン・アズラックにあるムワファク・サルティ空軍基地へ弾道ミサイル2発を発射した」として、「米軍が数十発の防空ミサイルで迎撃したものの、イランのミサイルは基地への攻撃に成功した」と報じた。対イラン軍事作戦を統括する米中央軍も、米軍に死傷者が出たことを認めた。米中央軍は18日、「中央軍と同盟国軍がイランによる弾道ミサイルとドローンの攻撃を防いでいた際、ヨルダンに駐留する米兵2人が死亡し、さらに1人が行方不明となっている」と発表した。
報道によると、ムワファク・サルティ空軍基地には米国の先端防空システムであるパトリオットとTHAAD(サード)が重層的に配備されている。実際、イランが発射した数十機のドローンや弾道ミサイルの大半は、空中で撃墜された。しかし、ルビオ国務長官の説明によると、たった1発が迎撃をかわして迂回し、基地の中心部へ落下して大きな被害をもたらした。
ルビオ国務長官は、イラクで米兵1人がイランのドローンの不発弾を処理していた際に死亡した出来事については、「事故だった」と述べた。そのうえで「軍人の任務に安全なものは何一つない。すべてが本質的に危険であり、祖国のために献身する英雄的な米国人がいることに感謝するばかりだ」と強調した。続けて「米国は常に外交的な解決へ開かれている。イランとの対話を何度も試みており、今後も続ける」と語った。
2月28日の開戦以降、公式に確認された米兵の死者は、17日に死亡した2人と18日に死亡した1人を含め、計17人となった。身元確認が進められている遺体が行方不明者と同一人物だと判明した場合、死者の累計は18人に増える可能性がある。
今回の米兵の死亡を受け、米国とイランの全面戦争が再開するとの懸念は最高潮に達している。米中央軍は、19日午後7時(米東部時間)から9日連続で、イランに対する新たな空爆を開始したと明らかにした。一方、イランも米国の中東の同盟国を狙い、ミサイルやドローンによる攻撃を行って対抗している。
















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