
韓国の特撮映画『宇宙から来たウレメ』で女戦士「デイリー」を演じ、1980年代に子どもたちから絶大な人気を誇った女優チョン・ウンギョンが、波乱に満ちた近況を明かした。
7日、YouTubeチャンネル「特ダネの世界ーあの時あの人」に、「業種変更5回…ウレメのデイリー役チョン・ウンギョン、借金に苦しんでいた時助けてくれた人は?」という動画が公開された。この中でチョン・ウンギョンは、華やかな過去の裏に隠された家族の苦悩や生活の困難、さらに病との闘いについて語った。

チョン・ウンギョンは現在、ソウルで韓国料理店を3年間経営している。朝早く、8匹の飼い猫の世話をしながら一日を始め、出勤するとすぐに自らキムチを漬け、接客もこなす。かつて「少女時代」級の人気を誇り、大鐘賞(テジョン賞)の新人賞も受賞したトップスターだったが、芸能界を離れた後の生活は決して平坦ではなかった。
忠武路(チュンムロ)の新星として注目されたチョン・ウンギョンが、全盛期に突然スクリーンから姿を消した背景には、胸の痛むエピソードがある。父親が映画製作関係者だったことから女優の道を歩んでいた彼女は、ある映画の撮影中に予想外の試練に直面した。

当時、撮影中の映画で当初の約束になかった露出シーンを要求されたチョン・ウンギョンは、「父の知人の映画だったため、私の都合で迷惑をかけるわけにはいかなかった。父が代役を手配してくれた。2年だけ続けるよう言われたが、出演を拒否した。家出するように現場を離れた。今振り返ると恵まれた環境だったのに、当時の私はまだ子どもで理解できなかった。父には本当に申し訳なく、感謝している」と振り返った。
問題は映画公開後に起きた。代役を使って撮影したにもかかわらず、世間からは「セクシー女優」と誤解されるイメージが定着し、感受性の強かった20代のチョン・ウンギョンにとって消えない傷となった。結局、父の「あと2年だけやってみよう」という助言も振り切り、逃げるように芸能界を去った。
その後、離婚を経て一人で生活を支える中で、チョン・ウンギョンは五度も業種を変えた。経験不足から何度も失敗を重ね、6,000万ウォン(約634万円)の借金は家の担保ローンにまで膨らみ、返済が困難な状況に陥った。

生活苦に加え、健康面にも影が差した。体調に異変を感じて病院を訪れると、上皮内がんと診断され、脇の下までがん細胞が7センチほど広がっていたため手術を受ける必要があった。さらに甲状腺疾患も重なり、厳しい闘病生活を送っていたことを明かした。
動画内では、4年前に亡くなった父への切ない思いと罪悪感も語った。実は彼女が『ウレメ』のデイリー役を得たのも、父に会いに行った際、キム・チョンギ監督の目に留まったことがきっかけだった。しかし、女優生活を辞めるきっかけも父に関連している。撮影中に予期せぬ露出要求を受けたショックから父に相談し、父が代役を手配して撮影を終えた。しかし映画公開後、世間には「セクシー女優」と誤解されるイメージが残り、幼い年齢で深い傷を負ったことから引退を決意した。
父は娘の再起を願い、自ら映画を制作して全財産を投じたが、興行には失敗。大きな借金を背負い、糖尿病の合併症も抱えることになった。チョン・ウンギョンは「私のせいで父が苦しんでいるようで、本当に申し訳なかった」と語り、葬儀後も父の墓を訪れられず、車内で号泣したという。













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