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「血液検査だけで90%発見」高リスク前立腺がんを“早期に見抜く”新検査とは

有馬侑之介 アクセス  

血液検査だけで高リスク前立腺がんの90%を発見可能…前立腺の健康維持に役立つ食品とは

 

転移リスクが高い悪性度の高い前立腺がんを早期発見できれば5年生存率はほぼ100%

引用:depositphotos
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転移リスクの高い前立腺がんを早期に発見できる新たな血液検査法が開発された。「ストックホルム3(Stockholm3)」と呼ばれるこの血液検査は、臨床試験で従来の前立腺特異抗原(PSA)検査を上回る性能を示した。

スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究チームは、50~74歳の男性約1万2,000人を対象に、この検査法の有効性を調査した。すべての参加者がストックホルム3検査とPSA検査を受け、2年間にわたり追跡調査が行われた。

研究期間中、443人が悪性度の高い前立腺がんと診断された。研究の結果、ストックホルム3検査は悪性度の高い前立腺がんの90%を検出したのに対し、PSA検査では74%だった。

米フォックス・ニュース・デジタルによると、研究チームは「前立腺がん検診では、本当にリスクの高い症例を見極めることが重要だ」としたうえで、「より精度の高い血液検査によって、悪性度の高いがんを早期に発見できるだけでなく、不必要な追加検査や処置を減らせる可能性がある」と説明した。

専門家らは、「前立腺内にとどまっている段階で悪性度の高い前立腺がんを発見できれば、5年生存率はほぼ100%に近づく」とし、早期発見の重要性を強調している。

今回の研究成果(『Stockholm3–Magnetic Resonance Imaging Population-Based Prostate Cancer Screening Study: Two-Year Follow-up』)は、国際医学誌『Annals of Internal Medicine(内科年報)』に掲載された。

前立腺は男性の生殖器の一つで、膀胱のすぐ下に位置し、精液の一部を構成する液体をつくって分泌する役割を担っている。近年、この前立腺に生じる前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんはいずれも増加傾向にある。

特に前立腺がんは近年増加が続き、米国では男性のがんで最も多く、日本では第2位となっている。

また、前立腺がんの発症年齢も若年化しており、30~40代の患者数は2015年から2019年までの5年間で66.3%増加した。前立腺がんは、ある程度進行するまで自覚症状がほとんど現れない。

前立腺がんが進行すると、がん細胞が尿道を圧迫し、排尿が困難になることがある。頻尿や尿の勢いが弱くなる症状、排尿後も尿が残っているように感じる残尿感などが現れる。

こうした前立腺がんを予防するには、脂肪の摂取を控え、前立腺の健康維持に役立つ食品を積極的に取り入れることが勧められる。米健康・医療メディア「ヘルスライン(Healthline)」などの情報を基に、前立腺がん予防に役立つとされる食品を紹介する。

前立腺の健康に良い食品

トマト

トマトにはリコピンと呼ばれる抗酸化物質が含まれている。この成分には抗がん作用が期待されることが、これまでのさまざまな研究で示されている。

特に前立腺がんのリスク低下に役立つ可能性がある。研究では、リコピンは脂質と一緒に摂取すると吸収率が高まることが分かっているため、オリーブオイルなどと組み合わせて食べるのが効果的とされる。

クルミ

毎日約2握り(約56g)のクルミを継続して食べることで、前立腺がんの発症や進行を抑える可能性があるという。

米テキサス大学健康科学センターの研究チームがマウスで行った実験では、クルミを与えなかった群では44%に前立腺腫瘍が確認されたのに対し、クルミを加えた食事を与えた群では18%にとどまり、腫瘍の大きさも平均の4分の1だった。

黒豆

フラボノイド系色素のアントシアニンや植物性エストロゲンと呼ばれるイソフラボンを含んでいる。これらの成分は、がんの増殖に関わる男性ホルモンの働きを抑え、がん細胞の増殖を防ぐ効果が期待されている。

緑茶

緑茶の渋み成分であるカテキンには、前立腺がん細胞の新生血管の形成を抑える作用があるとされる。

カボチャの種

必須アミノ酸やレシチンを含み、ホルモン分泌を正常に保つ働きがあることから、前立腺がん予防に役立つ可能性がある。

ブロッコリー

ほかのアブラナ科野菜と同様、ブロッコリーにも抗がん作用が期待される成分が含まれている。研究では、前立腺がんや肺がん、乳がん、膵臓がんの患者は、がんではない人に比べて、日頃からアブラナ科野菜の摂取量が少ないことが分かっている。

また、ブロッコリーはカリフラワーや芽キャベツなどほかのアブラナ科野菜よりも、がん予防効果が高い可能性があるという。さらに、ブロッコリーに含まれる抗酸化物質には、男性の心疾患や脳卒中のリスクを低下させる可能性があるとの研究結果もある。

<よくある質問>

 

Q1. 尿の勢いが弱くなるのは前立腺の異常?

A1. その可能性がある。特に中高年では、良性前立腺肥大症によって尿の勢いの低下や残尿感、夜間頻尿がよくみられる。ただし、膀胱機能の低下や神経疾患が原因の場合もあるため、原因を見極めるには検査が必要となる。

Q2. 前立腺肥大症と前立腺がんは別の病気?

A2. まったく異なる病気だ。△良性前立腺肥大症:良性疾患で、主な症状は排尿障害。△前立腺がん:悪性腫瘍で、早期発見が重要。症状が似ていることもあるため、検査による診断が必要となる。

Q3. 前立腺がんに初期症状はある?

A3. 初期にはほとんど自覚症状がない。進行すると次のような症状が現れることがある: △排尿困難 △血尿 △骨盤/腰の痛み(進行時)。したがって定期的な検診が重要だ。

Q4. コーヒーや酒は前立腺に良くないのか?

A4. △コーヒー:飲み過ぎると頻尿が悪化する可能性がある。△飲酒:膀胱を刺激し、夜間頻尿を悪化させる可能性がある。完全に避ける必要はなく、適量を心掛けることが大切だ。

Q5. 運動は前立腺の健康に役立つ?

A5. 役立つ。特に△ウォーキング △軽い有酸素運動 △骨盤底筋トレーニングがおすすめだ。一方で、長時間座り続ける生活は症状を悪化させる可能性がある。

Q6. 前立腺の健康を損なう主な原因は?

A6. △加齢 △ホルモンバランスの変化 △肥満 △運動不足 △長時間座ったままの生活習慣

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