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95%完成していたM1後継スポーツカー計画、BMWが選んだのは重量2.8トンのSUVだった

山田雅彦 アクセス  

BMWの伝説的スーパーカー「M1」

実は後継車が存在していた!

発売中止となった驚くべき理由とは

引用:BMW Blog

BMW・Mは高性能部門の模範的な車両として高い評価を得ている。幅広いラインナップと一般モデルとは一線を画す走行感覚は、ブランドの核心価値である「駆けぬける歓び(Sheer Driving Pleasure)」を体現している。すでに多くの自動車メーカーがBMW・Mをベンチマークとしており、現代自動車のNもその一つだ。

BMW・Mの原点は伝説的なミッドシップスーパーカー「M1」だ。レース用車両開発のためにランボルギーニと共同開発された同モデルは、まさにMの象徴と言える。しかし、2022年にBMWが2番目のM専用モデルとして高級PHEVの「XM」を発表し、ファンの失望を買ってしまった。最近では「M1の正統な後継スポーツカーが発売される可能性があった」という話が浮上し、話題を呼んでいる。

引用:Reddit
引用:Digital Trends

i8の後継モデルが開発されていた

95%完成していたにもかかわらず

海外メディアの報道によると、著名な自動車評論家で元フォードのデザイナー、スティーブ・サクスティ氏がこの内容を明らかにした。2019年に公開された「ビジョンMネクスト(Vision M Next)」コンセプトカーがその主役で、i8の後継として計画されていたという。当時「i16」という開発名で呼ばれていたこの車両は、M部門の電動化スポーツカーの先駆けとして開発が進められていた。

報道によれば、このMスポーツカーは95%の完成段階に達し、実際に量産直前まで開発が完了していたという。エンジニアリングとデザインの最終段階にあり、スペックも確定していた。4気筒PHEVパワートレインを搭載し、システム合計出力は600馬力以上、0-100km/h加速は3.0秒、最高速度は300km/hに達していたとされる。満充電時のEV走行距離は欧州基準で61kmだった。

引用:AutoGespot
引用:BMW Blog

 

最終段階で覆されXMが発売

結果は予想通りだった

新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)で業界が苦境に立たされる中、BMWはi16の開発を着実に進めていた。2022年の発売を目指して完成間近だったが、量産直前にプロジェクトが中止されたという。その理由は、同時に開発が進められていた高級SUV「XM」にあった。当時の経営陣は、大ヒットしたランボルギーニ・ウルスを意識し、収益性の面で有利な高性能SUVを選択したと見られている。

結局、M1の精神的な後継車を目指していたi16プロジェクトは無に帰した。XMは合計出力700馬力以上の強力な性能を誇る。しかし、2.8トンに迫る車両重量、5mを超える全長、3.1m以上のホイールベースは、BMWが追求する運転の楽しさとはかけ離れていた。

引用:BMW Blog
引用:BMW

XMは後継モデルなしで生産終了へ

「経営陣の判断力はどうなっているのか」

結果として、コアファンからの失望の声とともに、XMをM1の真の後継とは見なせないという評価が相次いだ。これは販売実績にも如実に表れている。昨年の北米市場におけるXMの販売台数は前年比30%減を記録した。販売不振が長期化する中、BMWはXMの後継モデルを投入せず、2028年11月にモデルサイクルが終了次第、生産を打ち切ることを決定した。

唯一の救いは、BMWがXMの失敗を教訓として、遅ればせながらM1の後継車を準備する可能性があるということだ。スティーブ・サクスティ氏は「BMW社内では毎日新しいM1がデザインされている」と希望的な見方を示した。この報道を受け、ネットユーザーからは「95%も完成していたなら両方発売すればよかったのに」、「経営陣の判断力は本当にこのレベルなのか」、「あの時XMを推した責任者は誰だったのだろう」、「SUVブームに乗るのはいいが、Mの象徴まで捨てる必要があったのか」といった反応が寄せられている。

山田雅彦
editor@kangnamtimes.com

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