荷室を開けずに荷物を積む方法

トヨタ4ランナーの開閉式リアウィンドウは、単なる懐かしさを感じさせるデザインではなく、他のSUVにはあまり見られない実用的な工夫だ。米国で販売される全グレード(ベースのSR5を含む)に標準装備されている。ダッシュボードや荷室側、または年式によってはキーリモコンにあるボタンを一度押すだけで、リアウィンドウだけを下げられる。
これによりトヨタは、荷室全体を開けなくても食料品やサーフボードなどの荷物を積める構造を実現した。荷物でいっぱいの荷室を開け、バッグを一つ取り出すのに苦労したことがある人なら、この機能の価値はすぐに分かるだろう。走行中にサイドウィンドウを下げなくても、リアウィンドウだけを少し開けて換気できる点も利点だ。

3列目まで声が届くヒョンデ・パリセード
ヒョンデ・パリセードの「ドライバートーク」は、車載インターコムのような機能だ。車両メニューで「ドライバートーク」を選び、普段通りに話すと、運転席上部のマイクが拾った声が後部座席のスピーカーから流れる。振り返ったり声を張り上げたりしなくても、3列目の子どもたちと会話できる仕組みだ。ただし、このモードがオンになっている間は、ラジオやメディア再生が止まる。一方、前席だけで音楽を聞き、後部座席を静かにしておきたいときは、クワイエットモードに切り替えればよい。

日産とボルボ、隠れた便利機能
ボタン操作ではないものの、利便性の高い機能もある。日産ローグの「Divide-N-Hide」は、荷室を分けたり隠したりできる収納システムだ。調整可能な棚と仕切りを使い、最大18通りに荷室を組み替えられる。2段に分けて上段に割れやすい物を置き、下段に電子機器などの貴重品を隠すこともできる。棚を取り外せば、大きな荷物も余裕を持って積み込める。

ボルボXC90には、2列目中央席に一体型ブースターシートが組み込まれている。体重33〜80ポンド(約15〜36kg)、身長38インチ(約97cm)以上の子どもを対象としており、必要なときは短時間で展開でき、使わないときは折りたたんで収納できる。ボルボは1990年に850・900シリーズでこの構造を世界で初めて導入して以降、現在では2列目に一体型ブースターシートを備える唯一の自動車ブランドとして知られている。

小さなディテールが実用性を左右する
電動リアウィンドウ、車載インターコム、一体型ブースターシートまで、今回紹介した機能はいずれも派手ではないが、実際の使い勝手に大きく関わる。新車を選ぶ際、スペック表では目立ちにくいこうした細かな機能にも目を向ければ、毎日乗る車への満足度が思いのほか変わるかもしれない。













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