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「ラグジュアリーの暴走」M4ベースなのにM4じゃない…ザガートと創業家が組んだ禁断の新車

山田雅彦 アクセス  

アルピナ創業家が手がけた

秘密の「BMW」モデル

ボーフェンジーペン・ザガート、ついに初公開

BMW・M4をベースに製作されたコーチビルドのグランドツアラー「ボーフェンジーペン・ザガート(Bovensiepen Zagato)」が、イタリアの名門クラシックカーイベント「ヴィラ・デステ」で初公開された。手がけたのは、BMW傘下となったアルピナを去った創業家自身。新ブランド「ボーフェンジーペン」としての第一歩となる。

初モデルから名門ザガートとの共同開発という異例のスタートを切ったこのプロジェクトは、かつてのアルピナらしい職人技と、ザガートの芸術性を融合したラグジュアリーGTとして注目されている。

アルピナのDNAにザガートの感性を融合

M4の面影を消したカーボンファイバークーペ

ボーフェンジーペン・ザガートのボディは、M4をベースにしているとは思えないほど大幅に刷新された。ザガートの象徴であるダブルバブルルーフをはじめ、フロントはBMW i8を思わせる流麗な造形に、リアにはアルピナ伝統のストライプを彷彿とさせる細身のテールランプを採用する。

フルカーボンの外装と20インチホイールでスポーツ性能と軽快感を演出。車重は1,895kgとM4より重いものの、視覚的にはむしろ軽やかでエレガントに仕上がっている。インテリアはM4のレイアウトを踏襲しながらも、素材や色彩で一新。展示車は深いブルーのレザーを採用し、オーダー時には16色の本革、45種のアルカンターラ、さらにはフルカスタムにも対応する。量産車でありながら、1台ごとに異なる仕立てが可能となっている。

驚異の611馬力

GTカーとしての品格と速さを両立

パワートレインは、M4の3.0リッター直6ツインターボをベースにした強化版で、最高出力611馬力、最大トルク700Nmを発揮。0-100km/h加速はわずか3.3秒、最高速度は300km/hを超える。排気系はアクラポビッチ製のチタンシステムを採用し、重量は22kgと従来より大幅に軽量。足まわりはビルシュタインのダンプトロニックをベースに、GTカーにふさわしい乗り味へと再調整されている。

ドライブモードはコンフォート、スポーツ、スポーツプラスの3段階が用意される。その走りは単なるハイスペックを追求するものではなく、長距離ツーリングを見据えた快適性と上質さが共存する仕上がりとなっている。

2026年に量産開始

「ボーフェンジーペン」ブランド、本格始動へ

ボーフェンジーペン・ザガートは、2026年第2四半期末の納車開始を予定。価格と生産台数は2025年第4四半期に正式発表される見通しで、限定生産となることは確実視されている。今回の発表は、単なる特別車の公開にとどまらない。

アルピナ創業家が自ら立ち上げた新ブランドの第一弾であり、伝統と革新を共存させた新しいラグジュアリーカーのあり方を提示する試みでもある。BMWやアルピナとは一線を画す哲学と美意識が凝縮されたこのモデルは、まさに「走る芸術品」と呼ぶにふさわしい一台だ。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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