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トランプ大統領、「同盟国が敵国より悪質」と断言 日本・韓国・EUに衝撃の高関税政策を発表

織田昌大 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

2日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領がホワイトハウスのローズガーデンで開催された「アメリカを再び裕福に(MAWA)」イベントで演説を行い、韓国に対して25%の相互関税を課すことを発表した。

この日、トランプ大統領は韓国の25%をはじめ、日本24%、中国34%、EU20%、台湾32%、インド26%といった相互関税を適用することを発表した。

トランプ大統領は演説の中で、韓国と日本の「非金銭的貿易障壁」が最悪だと述べた。根拠に乏しい主張ではあるが、トランプ大統領は同盟国が敵国よりもアメリカにとって有害だという持論を再び展開した。

トランプ大統領は同日午後4時5分頃、ローズガーデンで演壇に立ち、「本日、各国に相互関税を課す3つ目の大統領令に署名する」と述べ、「これによりアメリカはかつてないほど偉大になる」と強調した。彼は「アメリカ経済の独立宣言の日」であり、「長年懸命に働いてきたアメリカ国民は、他国が豊かになり強くなる一方で、その大半が我々の犠牲の上に成り立っているのを見守るしかなかった」と述べた。そして「今こそ我々が繁栄する番だ」とし、「減税を行い、負債を返済する。これらはすべて極めて迅速に実行される」と強調した。

続けて「我々は外国の通商障壁を打破する」とし、「雇用と工場が我が国に戻ってくるだろう。最終的に国内でより多くの生産が行われれば、競争が激化し、消費者価格は低下するだろう」と述べた。トランプ大統領は「アメリカの黄金時代が再来する」と力説した。

トランプ大統領はこの演説で「友好国も敵国も皆アメリカを利用してきたが、多くの場合、友好国の方が敵国よりも悪質だった」と述べ、同盟国から被害を受けているという従来の主張を繰り返した。その後、米通商代表部(USTR)の2025年外国貿易障壁報告書(NTE)に言及した。彼は「我々の労働者が長年にわたり受けてきた悪質な攻撃」だとし、オートバイに対する米国の関税率が2.4%であるのに対し、インドは60%、ベトナムは70%を課していると指摘した。また、外国製自動車に対する米国の関税率は2.5%だが、欧州連合(EU)は10%以上を課し、さらに20%の付加価値税(VAT)も課していると批判した。インドについては70%の関税率を適用しているとも述べた。

さらにトランプ大統領は「恐らく最悪なのは、韓国、日本、その他多くの国々が課している非金銭的障壁だ」とし、「韓国で販売される自動車の81%は韓国製で、日本では94%が日本製だ」と主張した。彼は「トヨタは米国で100万台の海外生産車を販売しているが、ゼネラルモーターズ(GM)やフォードは(彼らの国で)ほとんど販売できていない」と述べた。この発言は米国製自動車が他国で売れないのは他国の責任だと歪曲したものだ。韓国がすでに自動車市場を米国に開放しており、関税障壁がないという事実はトランプ大統領の考慮外だった。

この日の株式市場は関税懸念から下落して始まったが、その後緩やかな上昇に転じて取引を終えた。S&P500指数は前日比0.67%高の5,670.97、ダウ工業株30種平均は0.56%高の4万2,225.32で終了した。ナスダック総合指数は0.87%上昇し1万7,601.05で取引を終えた。ボラティリティ指数(VIX)は1.19%下落し21.51を記録した。

テスラCEOのイーロン・マスク氏が本業に復帰する可能性があるとの報道を受け、テスラ株が5.33%上昇したのが最も注目された。しかし、この報道に関してホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官はソーシャルメディアで「その特ダネはデマだ」とし、マスク氏が業務終了までホワイトハウスに留まる可能性があると釈明した。

織田昌大
editor@kangnamtimes.com

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