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「アメリカ人は狼の歯を持つ怪物」”脱北者の代母”が明かす北朝鮮の洗脳教育の実態

佐藤美穂 アクセス  

■ 米ディフェンスフォーラム財団代表

「北朝鮮の希望は若い世代

真実を知ればすべてが変わる」

「より多くの放送、より多くの情報を北朝鮮に届けることが必要で、それがより良い結果につながる」

「脱北者の代母」と呼ばれるスーザン・ショルティ氏(写真)は、3日(現地時間)、米ワシントンDCの議会議事堂で力強く訴えた。北朝鮮人権運動に身を投じて30年。抑圧的な北朝鮮体制は変わっていないが、ショルティ氏の意志は少しも揺らいでいない。「真実が彼らを自由にすると固く信じている。情報こそが北朝鮮を変える鍵だ」というのが、ショルティ氏の変わらぬ信念だ。

ショルティ氏によると、脱北者たちが米国に来て必ず尋ねることがあるという。「狼の歯を持つアメリカ人はどこにいるのか」という質問だ。「脱北者たちは子供の頃に見た絵で、アメリカ人が怪物として描かれていたが、実際のアメリカ人が親切だと知って驚く」とショルティ氏は説明し、「真実を知ることですべてが変わる」と改めて強調した。

ショルティ氏が北朝鮮に情報を送る手段は、毎日朝夕2回、北朝鮮住民向けに放送される「自由北朝鮮放送」だ。ショルティ氏が率いるディフェンスフォーラム財団(DFF)は、ビラや米、ラジオなどを海に浮かべて北朝鮮住民に直接送っている。「民間の寄付だけで、昨年1年間に21万8,000ドル(約3,180万円)相当の米やラジオ、聖書などの情報を北朝鮮に送った」と説明した。

1996年に北朝鮮の惨状と人権侵害の証言を聞いて北朝鮮人権運動に身を投じたショルティ氏は、1999年に米上院で政治犯収容所に関する公聴会が開催されるのに貢献した。2003年には、北朝鮮労働党の元書記、ファン・ジャンヨプ氏の米議会証言を実現させた。この活動は、2004年に米議会が北朝鮮人権法を採択する決定的な契機となった。

ショルティ氏が語る北朝鮮の希望は若い世代だ。「『チャンマダン(市場)世代』と呼ばれる北朝鮮の若者たちは市場経済に慣れ親しんでいる。こうした若い世代をターゲットにプログラムを制作している」と述べ、北朝鮮に送るUSBにはK-POPやK-ドラマも含まれていると紹介した。

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