引用:米・空軍
引用:米・空軍

アメリカ・中国・ヨーロッパが「第6世代戦闘機」の開発競争に本格的に乗り出したことが明らかになった。ステルス性能、長距離作戦能力、AIを活用した戦場統合システムまで備えた「空飛ぶ空母」を巡り、各国の軍事的プライドをかけた争いが激化しているのだ。

15日付の英時事週刊誌「エコノミスト」によると、アメリカのドナルド・トランプ大統領は今年3月、アメリカの第6世代戦闘機「F-47」を公開し「歴代の戦闘機の中で最も早く、最も機敏で、搭載能力も圧倒的だ」と自賛したという。ボーイングが開発を担当するこの戦闘機は、早ければ年内にも実戦配備される見通しだと伝えられた。中国はすでに昨年末「J-36」と呼ばれるステルス無人機型の戦闘機を公開している。また、イギリス・日本・イタリアも2035年の導入を目指し「テンペスト」戦闘機の共同開発を進めている。さらに、ドイツ・フランス・スペインも2040年までに将来戦闘航空システム(FCAS)の導入を目指して開発中だという。

第6世代戦闘機の共通点は、前世代より機体が大型化している点である。高度化した地対空ミサイルの脅威を回避するにはステルス性能を強化する必要があり、主力武装や燃料タンクを機体内部に収める構造が求められるのだ。加えて、高性能センサーや電子戦装備の搭載により、機体のサイズは自然と大きくならざるを得ないからだ。

長距離作戦能力も重要な要素だ。アメリカは、中国のミサイル射程圏外にあるオーストラリアや太平洋の島嶼基地を出撃拠点として検討しており、イギリスのテンペストは、大西洋を給油なしで横断することを目指しているという。現在の欧州主力機「タイフーン」は、この飛行に3回以上の空中給油が必要だ。

武装の搭載能力も大幅に向上する。イギリスのテンペストは、F-35の約2倍の兵装を積載できるよう設計されており、これにより敵地への侵入回数を減らし、生存性を高める計画だという。こうした理由から、外観だけを見ると、むしろかつての大型爆撃機を連想させるという評価も出ている。

一方で、戦闘機の頭脳はAIを中心とした超高速演算システムを搭載し、より精密に進化している。テンペスト計画に参加しているイタリアのレオナルド社のロベルト・チンゴラーニCEOは「この戦闘機は、中規模都市が1秒間に生み出すデータをリアルタイムで処理・分析できる」とし「空飛ぶスーパーコンピューターのようなものだ」と述べた。

有人機か無人機かという点も注目されている。多くの空軍は、機密性の高い任務や突発的な状況への対応のため、当面は操縦士を搭乗させる方針だという。ただし、1機の有人機が複数の無人ドローン(CCA)を指揮する「空の航空母艦」コンセプトが次第に現実化しつつあるとされているのだ。問題は予算だ。アメリカのF-47は、1機当たりの開発費が1億6,000万〜1億8,000万ドル(約233億1,600万~261億3,000万円)に上るとされており、総保有数は200機前後にとどまる可能性があるとの見方が出ているという。

有馬侑之介
有馬侑之介

江南タイムズはKポップコミュニティの発信地であり、韓国芸能界のホットトレンドニュースをお届けします。

この執筆者の記事一覧 →

コメント0

300

コメント0

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「この匂い、覚えてる」…亡き飼い主の服に寄り添う犬…6年越しの愛に世界が涙
  • 「1兆円規模の原油は中国へ向かったのか」米封鎖解除を利用したイラン、輸出急増の“裏側”
  • 「私の夫になるなら年収1,700万円」…結婚相談所もあきれた「年収200万円」女性の末路
  • 紅海まで封鎖か…原油供給網に非常事態

おすすめニュース

  • 1
    60周年を迎えるカローラ、姿を変え続けてきた歴史の先にあるもの

    モビリティー 

  • 2
    EVで出遅れたことが逆に功を奏した?トヨタが健闘できた理由

    モビリティー 

  • 3
    防水設計でも安心できないEVの弱点、梅雨に知っておきたいこと

    モビリティー 

  • 4
    「退職代行の次は休職代行」日本で利用者急増、会社に言えない人たち

    トレンド 

  • 5
    「AI恋人が出生率低下の一因?」中国、仮想恋愛サービスを規制へ

    トレンド 

話題

  • 1
    フォードSUV「エクスプローラー」車内に一酸化炭素充満…5人中3人死亡

    トレンド 

  • 2
    「死ぬなら一緒に死ぬ」高度6000mで機外へ吸い出された夫…妻が命をつないだ5分間

    トレンド 

  • 3
    上海の病院で脳埋め込み手術に成功、コイン大チップが手の動き再現、世界初の商用化

    健康 

  • 4
    「日本語分かりますか」京都の老舗、観光客には見せない安いメニュー

    気になる 

  • 5
    「捕れるほど赤字になる?」クロマグロ急増、日本漁師を悩ませる“異例の事態”

    トレンド